ペットと人工芝の相性は?犬や猫にやさしい人工芝の選び方と注意点

近年、多くの家庭でペットを家族の一員として迎え入れる中、ペットにとって快適な環境づくりが重要視されています。そうした中、人工芝はお手入れが簡単で一年中緑の芝生を維持できるため、ペットの遊び場として人気があります。ただし、ペットが安全に快適に過ごせる人工芝を選ぶためには、いくつかのポイントに注意が必要です。

そこで本記事では、人工芝がペットにおすすめの理由とペットにやさしい人工芝の選び方、その注意点について詳しく解説します。

ペットと人工芝の相性

ペットと人工芝の相性は、総じて良好だといえるでしょう。天然芝や土、ウッドデッキなどと比較しても、人工芝にはペットにとって有利な点が多くあります。しかし、完璧な選択肢というわけではなく、いくつかの注意点も存在します。以下、安全性、清潔さ、快適性の観点から詳しく見ていきましょう。

安全性

ペットが人工芝の上で遊ぶ際、もっとも重要なのは安全性です。愛犬や愛猫がけがをしたり、異物を食べたりするのは避けなければいけません。人工芝の安全性について紹介します。

異物が混ざることが少ないため、けがのリスクが低減される

天然芝や土と違い、人工芝は石やとがった枝など異物が入り込むことが少ないため、愛犬や愛猫がけがをする可能性が低くなります。また、天然芝は整備不良によって部分的にはげてしまうことも多々あり、その部分にペットがつまずいてしまうこともあります。しかし、とくにパイル部分がポリプロピレンやポリエチレンでできた高品質人工芝ならば、衝撃や摩擦に非常に強く優れた耐久性を持つため、そのようなリスクも大幅に軽減されるでしょう。

除草剤や肥料を使用する必要がないため、体にやさしい

土の地面や天然芝のお庭の場合、除草剤や肥料、場合によっては殺虫剤を散布することがあります。人工芝の場合は、そのような毒性のある薬剤などを使用することが基本的にないため、愛犬や愛猫が誤って口にしてしまうリスクを大幅に下げられるでしょう。

夏場は人工芝の表面が高温になりやすく注意が必要

夏場に関しては人工芝の表面温度に注意が必要です。真夏の暑い日に直射日光が当たると人工芝の表面温度がかなり高温になるため、素足で歩くのは危険です。日光が少なく比較的涼しい早朝や夕方以降に遊ばせる、または打ち水をして表面温度を下げてから遊ばせるなどの工夫をすると良いでしょう。

清潔さ

「愛犬・愛猫を庭で思いっきり遊ばせたいけれど、足や身体に汚れが付着するのが嫌」「寄生虫などの感染も怖い」という声は少なくありません。そのような方にも人工芝はおすすめです。清潔さについて、人工芝の特徴を詳しく見ていきましょう。

泥や土、寄生虫などが付きにくい

人工芝は、雨の日でも、天然芝や土のように泥だらけになることがありません。また虫や寄生虫が発生しにくいため、ペットの健康管理がしやすくなります。さらに人工芝を敷き詰めることで、雑草などのアレルギー症状の原因となる物質が少なくなるため、アレルギーを持つペットにもやさしい環境を提供できます(※)。

※犬などのペットにも花粉症などの季節性アレルギーがあることがわかっています。

芝刈りや草取りなどの管理が不要、必要なのは定期的な掃除だけ

天然芝に比べてメンテナンスの手間が大幅に軽減されるのが、人工芝の大きなメリットです。加えて、人工芝の設置時には地面との間に防草シートを敷くため、雑草も生えにくい環境になります。ただしペットの排泄物には注意が必要です。土や天然芝と違い、自然に帰る・吸収されるというわけにいかないため、ペットが人工芝の上でおしっこやうんちをした場合は、すぐに処理をしその後水で洗い流しましょう。なお、人工芝のバッキング(裏地)にはさまざまな素材が使われますが、とくにウレタンコーティングされたバッキング(裏面)は湿気に強く、水洗いによるダメージを受けにくいのが特徴です。

快適性

ここまで見た安全性や清潔さはもちろん重要ですが、愛犬や愛猫が遊びたいと思える環境であることも大切です。人工芝は、快適性の面でも、ペットにとって魅力的な選択肢の一つとなります。

ペットの足腰の負担を軽減する

固い地面やアスファルトなどの舗装された場所に比べて、人工芝はクッション性があり、ペットの足腰への負担を軽減できます。記事後半の愛犬や愛猫にやさしい人工芝の選びでも解説しますが、人工芝の踏み心地はパイルの長さや形状、密度によって大きく変わってきます。愛犬や愛猫の特性に合わせて、最適な人工芝を選んでみてください。なお、弊社グリーンフィールドでは、請求いただいたお客様に高品質人工芝リアリーターフ®の資料と合わせて無料サンプルもお届けしております。導入前に商品を実際に手にとってみたいという方は、以下のサイトからぜひお申し込みください。

また人工芝はドッグランへの設置にもたいへんおすすめです。次の記事ではドッグランへの施工事例と合わせて、リアリーターフ®の耐久性について詳しく解説しています。こちらもぜひご覧ください。

関連記事:人工芝の耐久性はどのくらいか?ドッグラン施工直後からその後5年の状態も確認!(Before→After)

1年中青々とした環境を維持できる

人工芝は、メンテナンスフリーで季節を問わず緑の環境を維持できるため、ペットにとってもオーナーにとっても常に気分を良好に保つことができます。とはいえ「人工芝も長期間利用すれば色落ちしたり、パイルが割れたり抜けたりするのでは?」と疑問を持たれる方もいらっしゃると思います。たしかにまったく劣化しないわけではありません。とくにパイル部分がナイロンで作られたような安価な人工芝は、劣化のスピードが早く長持ちしません。

しかし、パイル部分がポリプロピレンやポリエチレンで作られ、さらにUV加工や防カビなどの機能性にも優れた高品質な人工芝であれば、長期間美しい景観を十分に維持できます。下の画像はリアリーターフ®の敷設時点の写真と敷設から14年後の写真を比較したものです。リアリーターフ®はパイルにUV加工がされているため、紫外線による偏食やひび割れなどの劣化を最小限に抑えることができます。

静電気の発生を怖がってしまうことも

人工芝の導入を検討されている方からいただく質問の中に「静電気の発生」に関するものがたびたびあります。静電気は乾燥した季節に発生しやすく、ペットにストレスを与える可能性があります。実際にある人工芝ユーザー様のお話で「庭に敷いた人工芝にワンちゃんを降ろしたときに、静電気がビリッときてしまい、それ以来怖がって庭に出なくなってしまった」というものがありました。

人工芝のパイルは主に「ポリエチレン」と「ポリプロピレン」という材質が使用されているため、摩擦や乾燥によって静電気が起きやすい傾向にあります。そのため人工芝を選ぶ際は静電気を抑制するための機能が付帯しているかは非常に重要です。人工芝と静電気の関係については、次の記事でも詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

関連記事:工芝は静電気が発生する!?人工芝を選定するにあたって押さえておきたい静電気抑制機能

愛犬や愛猫にやさしい人工芝の選び方

人工芝は多くのメーカーから販売されており、また同じメーカーの中にもパイルの長さなどを基準に複数の種類が存在します。「愛犬や愛猫などペットに適した人工芝を選ぶためには一体どこを見れば良いのだろう」というお悩みにお答えすべく、ここからはいくつかのポイントを紹介します。

静電気抑制機能は必須

先述した通り、人工芝は乾燥や摩擦によって静電気が発生する恐れがあります。これはパイル部分がプラスチック素材で作られているためです。対策として静電気の発生を抑制するための工夫がなされた人工芝もあるため、ペットや小さなお子様が利用するのであればそのような機能を備えた商品がおすすめです。なお、リアリーターフ®は静電気除去繊維を5cm間隔で織り込み、放電させることで、静電気の発生を軽減します。

リアリーターフ®の静電気発生抑制効果(帯電防止性能)については、帯電性試験によって実証されています。詳細は次のページで確認いただけますのでご覧ください。

検証データ「帯電性試験」

水はけの良さに注目

人工芝を選ぶ際、水はけの良さにもぜひ注目してみてください。「愛犬や愛猫が人工芝の上でおしっこやうんちをしてしまった」そのような場面も多いでしょう。排泄物をいつまでも残しておくと、劣化やにおいの付着の原因となるため、迅速な処理と掃除が必要です。掃除の際は水で流しながらデッキブラシなどでこするのがおすすめです。その際、水はけの悪い人工芝だと下地(地面)に水がなかなか排出されず、いつまでもきれいにならないことがあります。そのため、人工芝を選ぶ際は水はけの良い商品を選ぶこと、また下地づくりをしっかりと行うことが重要です。なお、人工芝の水はけは、バッキング(人工芝の裏地)の加工方法や水抜き穴の数や配置によって差が生まれます。

人工芝の水はけと商品選びについては、次の記事でも詳しく解説しています。

関連記事:「人工芝=水はけが悪い」は嘘!水はけの良い人工芝と下地の選び方

パイルの長さや太さ、形状、密度などを吟味

人工芝のパイルの長さと形状、密度はペットの快適さに大きく影響します。たとえば、細身のパイルを採用した人工芝であれば、手触りが柔らかくごろんと寝転んでリラックスするのに最適です。一方、太めの高耐久パイルを採用した人工芝は、しっかりとした踏み心地やクッション性の高さから、走り回る場面つまりドッグランなどにおすすめです。ペットの特性や利用シーンに応じて、最適な人工芝を選んでみてください。

なお、人工芝の「パイルの長さ」については次の記事でも詳しく解説しています。

関連記事:人工芝「20mmと35mmどっち?」などよく聞かれる長さの違いを解説

また次の記事では、お庭で愛犬と遊ぶためにリアリーターフ®「ミドル+(パイル長:25mm)」を導入いただいたお客様の事例を紹介しています。施工時の注意点なども紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

関連記事:ペットも安心なリアリーターフ®︎(Before→After京都府A様邸)

まとめ

ペットと遊ぶお庭やドッグランに人工芝はおすすめです。安全性や快適性の観点から土やコンクリートのお庭よりも優れ、またメンテナンスの手間がかからないという点で天然芝よりも美しい景観を維持しやすいでしょう。ただし、人工芝にもさまざまな種類があります。どのような特徴を持つ人工芝がペットに適しているのか、本記事を参考にしていただけると幸いです。

お庭やドッグランへ人工芝を敷設しようと検討する中で、「どのような機能を持つ人工芝を選ぶべき?」「パイルの太さや長さは何を基準に選べば良い?」とお悩みの方は、お気軽に弊社までお問い合わせください。カタログや人工芝の無料サンプルもご用意しておりますので、リアリーターフ®に興味を持たれた方はぜひご活用ください。

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