屋上に人工芝を敷くことは、近年注目されているインテリアのトレンドのひとつです。都会に暮らす人々にとって、自然に囲まれた環境でリラックスしたいという願望は強く、また、都会でなくても身近に自然を感じられる環境は、日頃のストレスを軽減するのに効果的です。そのため、屋上にグリーンスペースを作ることが人気を集めています。
しかし、自然の植物でグリーンスペースを作るのは、植物の育成・メンテナンスが大変だったり、芝生を育てるための土壌が必要であったりと、課題が多くあるため、人工芝が注目されるようになりました。人工芝は、自然な見た目と感触を備え、メンテナンスが簡単で長期的に費用が節約できるという利点があります。また、環境にも優しく、多目的に使用することができます。
このような利点のある人工芝について、本記事では、屋上に人工芝を敷くことをおすすめする理由とメリット、そして選び方について詳しく解説していきます。
屋上に人工芝を敷くことを検討されている方はもちろん、ベランダやバルコニーなどに人工芝を検討されている方にもお勧めです。
屋上に人工芝を敷くのをお勧めする理由
屋上などにグリーンスペースを設置するとなった時、いくつかの方法があります。
花壇スペースを使って実際に花などを育てる方法や天然芝を敷いて育成・管理する方法、そして人工芝を敷く方法などです。
ただ、花や天然芝など実際の植物を育てる方法は、小規模な花壇ならともかく、それなりのスペースを活用するとなった場合には、土や水やり装置の用意など運搬・設置がかなり大変です。
また、季節ごとに飼育する植物を変えたり、枯れないように定期的にメンテナンスを行ったりと、日々やるべきことが多く発生します。
そういった煩わしさを解消するため人工芝を選択されるが多くいらっしゃり、弊社でもお勧めをしております。
屋上に人工芝を敷くメリット
人工芝では色々な煩わしさから解消されるメリットがありますが、それ以外にもメリットはたくさんありますのでご紹介いたします。
お手入れが簡単
まずはなんと言っても、メンテナンスがとても簡単であることです。上述したとおり、人工芝では植物や天然芝を飼育するような管理が発生しません。
メンテナンスが全く必要ないわけではなく、落ち葉などが落ちていれば除去をしたり、飲み物をこぼした場合など、汚れがあれば水で洗い流したりといったことは必要です。しかし、それぐらいの管理で長期間利用することができ、負担はかなり小さいと言えます。
景観を1年中オシャレにできる
人工芝のメリットの2つ目は、枯れることがないため1年中オシャレな空間を維持できる点です。せっかく屋上を彩ってオシャレなエリアを作成しても、植物が涸れてしまっては景観が大きく損なわれてしまいます。
コンクリートの屋上からせっかくグリーン豊かな景観に変更するのであれば、その状態をずっと維持できる人工芝を活用し、その雰囲気に合ったテーブルや椅子などを配置することで、1年中素敵な屋上を満喫できるようにするのがよいでしょう。
素足で歩けてリラックスできる
コンクリートでは汚れなどがあるため、スリッパや靴などを履いて歩き回る必要があります。一方で、人工芝であれば簡単なメンテナンスで清潔な状態を維持できますので、素足で歩いても問題はありません。
靴などを履いた状態と素足ではリラックスできる具合も大きく変わります。また、外に出るたびに靴などを履いたりする面倒からも解放されますので、気軽に屋上のグリーンスペースを活用することができます。
子供やペットが走り回れる
コンクリートの屋上では転んだ時の怪我などが心配です。その点、人工芝であればクッション性が高い製品も多く、抗菌性をそなえたものもあります。そういった人工芝を利用すれば、子供やペットも安心して人工芝で遊ぶことが可能です。
屋上に人工芝を敷くデメリット
これまでメリットを中心に紹介いたしましたが、もちろん人工芝にするデメリットもあります。ですが、しっかりと対策などを行えば問題ないデメリットばかりですので、どのように対策をしたら良いかも含めて確認をしましょう。
初期費用が天然芝よりも高い
1つ目のデメリットは費用面です。同じ広さを天然芝と人工芝のそれぞれを敷いた場合を比べると、天然芝の方が初期費用は安くなります。これは芝自体の単価の違いで、天然の芝はかなり安価に入手できるためです。一方、人工芝は天然芝には無い様々な機能がついているため、その分導入費用が高くなってしまいます。
ですが、注意をしておきたいのはあくまで「初期費用」が高くなりやすいという点です。天然芝は導入費用は安いですが、維持・管理に手間と費用がそれなりにかかってしまいます。枯らさないようにするために定期的に肥料を撒いたり、伸びた芝を刈ったり、水やりを自動化させるならばスプリンクラー費用がかかったりと、色々と出費が嵩んでしまいます。
一方、人工芝であれば導入が完了してしまえば、追加の費用はほとんどありません。短期間の利用しか考えていない場合は別ですが、ほとんど方は長期利用されると思いますので、将来的には人工芝の方がコストを抑えることができると思います。
人工的な印象を与える場合がある
2つ目のデメリットは見た目が与える印象です。人工芝は合成樹脂を利用しているため、作り物っぽい印象を与えてしまう場合があります。ただ、現在は数えられないぐらいの商品があり、人工的な印象を与えない人工芝も開発がされています。
見た時の印象を気にされる方は、ホームセンターなどで売られている安価な人工芝ではなく、施工会社などが利用するリアルさをとことん追求した人工芝を採用するとよいでしょう。
熱・水に注意する必要がある
3つ目のデメリットは、熱や水への対策が必要な点です。合成樹脂は熱を持ちやすく、夏などの暑い日ではかなり高温になってしまいます。また、雨などが降った際、天然芝であれば芝と土が水分を吸収するため問題にはなりにくいですが、人工芝ではそれができないため水捌けを気にする必要があります。
高温対策としては、遮熱機能がある人工芝を選び、加えて夏の暑い日などには打ち水などを行って人工芝の温度を下げることが効果的です。水捌け対策としては、水捌けの性能がよい人工芝を選択した上で、施工の際に整地や防草シートの設置などもこだわって行うことが効果的です。
屋上に敷く人工芝の選び方
これまでメリット・デメリットのそれぞれを確認してきました。デメリットではいくつか、対策が必要な項目もありましたので、それらを踏まえて人工芝を選択する際に見ておくべきポイントをまとめたいと思います。
防炎性能があり水捌けのよいものを選ぶ
デメリットでも記載しましたが、人工芝は熱と水に注意しておく必要があります。
「遮熱」機能がある人工芝であれば、通常の人工芝と比べて熱くなることを抑えることが可能です。また、人工芝の裏面がウレタンパッキンされている人工芝など、水捌けの性能を意識したものを選択するようにしましょう。
静電気除去機能があるものを選ぶ
人工芝を利用している時の悩みの1つは、人工芝上を歩いた後にドアノブなどで静電気が発生してしまうことだと思います。
せっかく屋上に人工芝を敷いても、冬に静電気を恐れて気軽に出れないのでは意味がありません。静電気を抑制するための機能を有する人工芝もありますので、屋上に設置する際には特におすすめです。
他にもこれらの機能以外にも、弊社には「抗菌」や「防カビ」など利用する上で有用な機能を持つ人工芝がございます。弊社の「リアリーターフ®︎」はここで紹介した機能を全て有しており、とてもおすすめの製品となっております。気になる方はぜひ弊社までご相談ください。
まとめ
屋上に人工芝を敷くことは、都会に暮らす人々にとって、自然に囲まれたリラックススペースを手軽に手に入れる方法のひとつです。人工芝は、自然な見た目と感触を備え、メンテナンスが簡単で長期的に費用が節約できるという利点があります。もちろん、デメリットもありますので、デメリットを解消できる人工芝を選ぶことが重要です。
屋上に人工芝を敷くことで、新しいリラックススペースを手に入れることができます。都会の喧騒から離れ、自然に癒される時間を過ごすことができるでしょう。屋上に人工芝を敷いて、自分だけの癒しのスペースを手に入れてみませんか?