人工芝のメンテナンス完全ガイド|初心者でも簡単に長持ちさせる3つのコツ

「人工芝のメンテナンスって何から始めればいいの?」「掃除の頻度や正しいやり方がわからなくて、意外と大変そう」と感じていませんか。

人工芝を検討しているものの、日々のお手入れに漠然とした不安を抱えている方も多いでしょう。

本記事では、初心者の方でも簡単にできる人工芝の基本的なメンテナンス方法から、ペットのおしっこやバーベキューの油汚れといった状況別の具体的な掃除術を解説します。

最後まで読むことでメンテナンスへの不安がなくなり、いつでも美しい庭を維持できるようになるので、参考にしてください。

人工芝のメンテナンスは簡単!

人工芝のメンテナンスは天然芝と比較して格段に楽です。専門的な知識や特別な道具を必要とせず、誰でも手軽に取り組めるのが大きな魅力です。

人工芝の基本的なメンテナンスは、主に「ブラッシング」「ゴミ拾い」「汚れ落とし」の3つです。

さらに、適切なメンテナンスをすることで景観を維持するだけでなく、人工芝そのものの寿命を延ばし、8年、10年と長く快適に使い続けられます。

人工芝の具体的な掃除方法

人工芝の日常的なメンテナンスは、いくつかの基本的な掃除方法を覚えておけば十分です。主に以下の3つの方法が挙げられます。

  • ブラッシング|寝てしまったパイルを起こす
  • 掃き掃除|落ち葉やゴミを取り除く
  • 水洗い|飲みこぼしや鳥のフンなど

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ブラッシング|寝てしまった芝糸(パイル)を起こす

人工芝の上を歩いたり物を置いたりすると、重みでパイルが寝てしまいます。放置すると見た目が悪くなるだけでなくクッション性の低下にもつながるため、定期的なブラッシングが欠かせません。

パイルの流れに逆らうようにブラッシングし、ふっくらとした状態にしましょう。

道具はホームセンターなどで手に入る人工芝専用のプラスチック製ブラシや、毛先が硬すぎないデッキブラシがおすすめです。金属製のブラシはパイルを傷つける可能性があるため避けてください。

頻度の目安としては人や車の通行が多い場所は月に1回程度、あまり使用しない場所でも季節の変わり目ごとに全体をブラッシングすると、美しい景観を長く保てます。

リアリーターフ®︎は、特殊形状パイルで芝自体が倒れにくいため、よりメンテナンスの負荷がなくなります。

掃き掃除|落ち葉やゴミを取り除く

落ち葉や砂ぼこり、紙くずなどのゴミは景観を損なうだけでなく、害虫の発生原因にもなりかねません。ゴミの種類や量に応じて道具を使い分けるのが効率的です。

広い範囲の落ち葉には竹ぼうきや熊手、砂ぼこりにはブロワーが便利です。

掃除機も有効ですが、パワフルなモデルは吸引力が強すぎてパイルを傷めたり、抜けさせたりする恐れがあるので注意してください。

髪の毛やペットの毛といった細かいゴミには、掃除機や粘着カーペットクリーナー(コロコロなど)が効果的です。

水洗い|飲みこぼしや鳥のフンなど

基本的に、人工芝についた軽い汚れはホースでの水洗いで落とすことができます。特に夏場は、水洗いすることで表面温度を下げる効果もあります。

水洗いの際はゴミが排水溝に詰まらないよう、あらかじめ大きなゴミを取り除いてから行うのがポイントです。

ジュースの飲みこぼしや鳥のフン、泥汚れなど、水だけでは落ちにくい頑固な汚れには、バケツにぬるま湯で薄めた中性洗剤を用意し、雑巾やブラシで優しくこすり洗いしてください。

洗剤の残留は人工芝の変色や劣化を招く原因となるため、たっぷりの水で念入りに洗い流しましょう。

リアリーターフ®︎は、「防菌」「防カビ」「防炎」機能を備えているため、忙しくてメンテナンスできないときも不快感を感じにくい仕様です。

時間ができてから、ゆっくり掃除やメンテナンスをしましょう。

状況別|人工芝のメンテナンス方法

日常的なお手入れに加えて、特定の汚れやトラブルが発生した際の対処法を知っておくと、いざという時に慌てず対応できます。

汚れの種類に合わせた適切な処置で、人工芝をキレイな状態に保つようにしましょう。

砂や土が人工芝に入り込んだとき

強風や靴裏の付着によって、パイルの根元に砂や土が入り込んでしまうことがあります。放置すると水はけが悪くなる原因にもなるため、早めに取り除きましょう。

まず、表面の落ち葉やゴミをほうきで掃き、作業しやすくします。

次に、毛足の長いデッキブラシや熊手を使い、寝ているパイルを起こしながら根元から砂や土をかき出すように丁寧にブラッシングしてください。

一方向だけでなく多角的に掃き出すのがコツです。

仕上げに掃除機を使うと、ブラシだけでは取り除けなかった細かい砂や土まで綺麗に吸い込めます。

ほこりや髪の毛が絡まっているとき

パイルに絡みついたほこりや髪の毛、ペットの毛などは見た目も不衛生です。これらを最も効率的に取り除く方法は、掃除機で吸い取ること。

特にベランダなど電源が近くにない場所では、コードレスタイプの掃除機が重宝します。

掃除機がない場合は、粘着カーペットクリーナー(コロコロ)も有効な手段です。

空気が乾燥して静電気が発生しやすい冬場は、掃除の前に霧吹きで軽く人工芝を湿らせておくとほこりの舞い上がりを防ぎ、掃除がしやすくなるのでおすすめです。

お酒やジュースなどをこぼしたとき

バーベキューや子どもの遊びの最中に、お酒やジュースをこぼしてしまう場面は少なくありません。

糖分や色素を含む液体は放置するとシミやベタつき、カビの原因になります。お酒やジュースをこぼしたら、できるだけ早く対処しましょう。

まずは乾いた布やキッチンペーパーを使い、こぼれた液体を上から押さえるようにして、できるだけ多く吸い取ってください。このとき、ゴシゴシこすると汚れが広がってしまうため注意が必要です。

その後、水を固く絞った濡れ雑巾で汚れの中心に向かって叩くように拭き取ります。

もしベタつきが残るようであれば薄めた中性洗剤を布に含ませて拭き、最後に洗剤成分が残らないよう水拭きで仕上げましょう。

油汚れが付いてしまったとき

焼肉のタレや揚げ物など、油を含んだ汚れは水だけではなかなか落ちません。油汚れは時間が経つほど素材に染み込み取り除くのが難しくなるため、気づいたらすぐに対処することが大切です。

まずはキッチンペーパーや古い布などで、できる限り油を吸い取ります。その後、油汚れの部分に薄めた中性洗剤をつけ、毛先の柔らかいブラシで優しくこすり洗いしてください。

強くこするとパイルを傷める原因になるため、丁寧に行うのがポイントです。

最後に洗剤と浮き上がった油汚れを、ホースの水でしっかりと洗い流します。一度で落ちない場合は何度か繰り返しましょう。

バーベキューなどをした際の油汚れがあるとき

庭でバーベキューを楽しんだ後、広範囲に油が飛び散ってしまうこともあります。このような頑固で広範囲な油汚れにも、適切な手順で対処すれば綺麗にすることが可能です。

最初に食べ物のカスや炭の破片といった固形のゴミを、ほうきやちりとりで丁寧に取り除きます。

次に、油が広がっている範囲全体に食器用洗剤など油汚れに強い中性洗剤をぬるま湯で薄めたものを撒き、デッキブラシで優しくこすり洗いしましょう。

最も重要なのは、最後のすすぎの工程です。洗剤成分が人工芝や下地に残留すると、劣化を早める原因となります。

泡が出なくなるまで複数回に分けて念入りに、たっぷりの水で洗い流してください。

人工芝を長持ちさせるコツ3選

ポイントを意識するだけで、人工芝の寿命を延ばせます。

初心者の方でも簡単に実践できる、人工芝を長持ちさせるための3つのコツを紹介します。

  • 1.火気を近くにおかない
  • 2.芝の上に重量を偏らせない
  • 3.高圧洗浄機は使用しない

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.火気を近くに置かない

人工芝の素材は、主にポリエチレンやポリプロピレンといった樹脂です。これらは熱に非常に弱く火が触れると溶けたり、縮れて変形したりしてしまいます。

一度熱で損傷すると元に戻すのは困難です。

そのため、人工芝の上やその周辺でバーベキューコンロの使用、花火、手持ちのタバコなど、火気の取り扱いには注意が必要です。タバコのポイ捨ては絶対にやめましょう。

また、直火だけでなく、夏場の強い日差しで高温になった金属製の製品(自転車のスタンドやスチール製の椅子など)を長時間置くことでも、パイルが溶けるケースがあります。

2.芝の上に重量を偏らせない

テーブルや椅子、大型のプランターなど、重い物を長期間同じ場所に置き続けるとパイルが完全に寝てしまい、元に戻りにくい「クセ」がついてしまいます。

これを防ぐためには、定期的に設置物の位置を少しずらすことが有効です。

位置を動かせない場合は家具の脚の下に板を一枚敷くなどして、荷重が一点に集中するのを避け、圧力を分散させる工夫をしましょう。

また、人工芝の上への車の乗り入れはパイルを傷めるだけでなく、下地を破損させてしまう大きな原因となります。駐車スペースとしての使用は、基本的には避けるのをおすすめします。

3.高圧洗浄機は使用しない

頑固な汚れを落とす際に高圧洗浄機を使いたくなるかもしれませんが、できるだけ避けてください。

高圧洗浄機の水圧は家庭用のホースとは比べものにならないほど強力で、人工芝のデリケートなパイルを傷つけたり、根元から引き抜いてしまったりする原因となります。

また、強力な水圧は人工芝のシート同士のつなぎ目や、防草シートなどの下地を傷めてしまうリスクも伴います。

下地が損傷すると水はけが悪くなったり、人工芝の寿命を縮めたりすることにつながりかねません。

ほとんどの汚れはホースのシャワー機能など、優しい水圧での水洗いで十分に対応可能です。

まとめ|正しいメンテナンスで、美しい人工芝を長く楽しもう

人工芝のメンテナンスは、決して難しいものではありません。正しい知識を身につけ、いくつかのポイントを押さえるだけで、誰でも簡単に美しい状態を長く保てます。

  • 基本のメンテナンスは「ブラッシング」「ゴミ拾い」「水洗い」の3つ
  • 汚れの種類や状況に合わせて、掃除道具や洗剤を使い分ける
  • 「火気」「重量物」「高圧洗浄機」は芝を傷めるため避ける
  • 定期的な手入れが、景観維持と長寿命化の鍵

今回紹介したメンテナンス方法を実践すれば、面倒な草むしりや水やりから解放され、一年中緑あふれる快適な空間を楽しめます。

人工芝はプラスチックでできたパイル(芝の葉)なので、人工芝自体に虫が発生することはありません。

しかし、上に落ち葉が降り積もって、長期間放置されていれば、落ち葉のほうに害虫が発生する恐れがあります。

リアリーターフ®は抗菌機能があり、カビなどの発生を抑える効果があります。

ですが、湿った落ち葉がそのままになってしまうと、カビやコケが繁殖する可能性はゼロではありません。

人工芝を長くキレイに保つには、週一回ほどのペースで落ち葉を掃除することが必須です。

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