庭が狭いことで、おしゃれな庭づくりをあきらめている方も多いのでは?たとえ庭が小さくても、おしゃれな庭をつくることはできます。
今回は、限られたスペースをおしゃれに見せる、小さな庭のレイアウトの工夫を解説します。機能的で便利な人工芝をベースに、狭さを活かしたおしゃれな庭を作っていきましょう。
自由な庭づくりができる!狭い庭のメリット
まず最初に、狭い庭のメリットを確認しましょう。
手入れがラク
狭い庭は面積が小さいので、広い庭よりも手入れが断然ラクにできます。
頑張れば庭のすみずみまで管理することができるので、こだわりの庭を作ってみたい方にもおすすめです。
庭づくり初心者だけでなく、庭づくりがもともと好きな人にも、手入れがしやすくきれいな庭を維持しやすいので長く楽しめます。
コストが抑えられる
庭に人工芝などのエクステリア関連用品を導入する場合、使う面積を小さくすることでコストを抑えられます。
パーゴラなどの大型構造物を設置する場合でも、構造物のサイズを小さくすることで、ぐっとコストを下げることができます。
施工全体のコストを下げることができれば、予算に余裕が作れますね。そうすると、デザイン性や質の高いアイテムを希望通りに導入しやすくなります。
デザインの統一感が出しやすい
庭の面積に制限があると、設置できるものが自然と絞り込まれます。
これは「好きな庭アイテムが置けない」というマイナス要素に思われがちなのですが、一方で「デザインの統一感が出しやすい」というメリットにもなります。
庭に設置できるものが絞り込まれるのは、庭づくり初心者にとっても大きなメリットです。「あれもこれも置きたくなって収拾がつかない」状態になりがちな広い庭よりも、デザインとしてまとまりやすくなります。
狭い庭をおしゃれに見せる人工芝のメリット
狭い庭をおしゃれに見せるには、庭の土台となるベースを整えることが欠かせません。
ここからは、庭をおしゃれに見せる人工芝のメリットをご紹介します。
一年中きれいなグリーンが楽しめる
人工芝は、プラスチックでできた本物そっくりの芝です。
天然の植物のように、季節によって色が変わったり枯れたりしないので、一年中いつでもあざやかなグリーンが楽しめます。
さらに、耐久性が強く変色しにくい人工芝を選ぶことによって、どんな季節でも新鮮な緑の色が長持ちします。
人工芝の耐久性について、くわしくはこちらの記事の経過写真をご確認ください。
関連記事:人工芝の耐久性はどのくらいか?ドッグラン施工直後からその後5年の状態も確認!(Before→After)
雑草対策・泥はね防止で清潔感アップ
人工芝の施工は、防草シートと合わせた雑草対策にも効果的です。
おしゃれな庭は雑草をこまめに取り除くことが必須ですが、人工芝は基本的に防草シートとセットで施工するので、ある程度雑草を防ぐ効果があります。
また、庭に人工芝を敷き詰めることで、土の庭にありがちな泥はねも防ぐことができます。泥や水たまりがない庭は清潔感がありますね。清潔感は、庭をおしゃれに見せるための大切な要素のひとつです。
メンテナンスの手間が減ってストレスフリー
人工芝の主なメンテナンスは、パイル起こしと簡単な掃除です。
基本的に手入れがラクなので、土や草の多い庭よりもメンテナンスの手間が減り、日々のストレスが減らせます。
これまで庭の手入れに充てていた時間を、おしゃれな庭づくりに使うことができれば、ストレス解消にもよさそうですね。


狭い庭でもおしゃれに見せるレイアウトの工夫
狭い庭をおしゃれに見せる第一歩として、人工芝で庭のベースを整えることがおすすめです。
ベースが整ったら、次に庭のレイアウトを工夫して、おしゃれに見せる庭づくりを進めていきましょう。
視線を集める「見せ場」をつくる
庭は、ぽっかりと空いた大きな空間です。そのままでは視線が定まらず、どこを見ればおしゃれなポイントがあるのか、わかりづらいですよね。
そこで、視線を集める「見せ場」(フォーカルポイント)を作ってみましょう。お気に入りのガーデンチェアやガーデンライトを置くことで、そこへ自然と視線が集まります。
視線を集めたいアイテムが思いつかない場合は、庭のテーマをつくってそれに合うアイテムを置いてもいいですね。ハーブを植えたプランターや小さな花の鉢植えなど、お気に入りアイテムを庭の主役にしてみましょう。
大きな庭アイテムで視線を動かして「広さ」を演出
庭の見せ場となる場所とアイテムが決まったら、次は「広さ」の演出を考えてみましょう。小さい空間でも「動き」や「奥行き」をつくると、広さを感じられるようになります。
ベンチやプランターなど、ぱっと目をひかれる大きめの庭アイテムを配置して、視線の動きをデザインしてみましょう。
配置するポイントは、高さと奥行きを出して、庭に立体感をつくることです。庭の見せ場に置いた主役アイテムが映えるよう、あくまでわき役として配置してみましょう。
エリア分けで空間に「変化」をつける
庭の主役と、高さと奥行きを出すための演出ができたら、次は「エリア分け」で空間にメリハリをつくってみましょう。
プランターを集めた鉢植えゾーンや、ガーデンチェアのあるくつろぎゾーンなど、なんとなく庭のエリア分けができているのではないでしょうか。
ぼんやりできている庭のエリアをはっきりさせて、庭のゾーニングを完成させましょう。狭い面積でも意識してエリア分けをすることで、空間に変化がつき、飽きのこないおしゃれな庭にすることができます。
レイアウトは「余白」を意識する
エリア分けをする際、庭でやりたいことがたくさんあると、詰め込みすぎてごちゃごちゃになってしまう場合があります。
庭をおしゃれに見せるにはあれこれ置きたいと思いがちなのですが、ぎゅうぎゅうに詰めたりせず、抜け感を意識したほうがおしゃれに見えます。
どうしても庭アイテムが多くなってしまう場合は、ウッドデッキやタイルを組み合わせて平面を強調して見せることもおすすめです。ベースの人工芝が見えるスペースを広めにとるのもいいですね。こうして平面を強調することで、レイアウトに余白ができ、抜け感が出ておしゃれな庭に見せることができます。
まとめ
狭い庭をおしゃれに見せるポイントは、厳選した庭アイテムを配置して、余白のあるレイアウトを意識することです。
清潔感があり、手入れのしやすい人工芝をベースにすることで、小さくても快適でおしゃれな庭をつくることができます。
狭さを活かして、おしゃれな庭を作ってみましょう。

