オフィスの緑化が、従業員の生産性向上やストレス緩和に良い影響を及ぼすことが研究(※)によって判明しています。オフィス緑化のために本物の植物を使用する選択肢もありますが、「虫が湧いてしまった」「水やりを怠ったことで枯れてしまった」など管理方法によってはトラブルが生じることもあるかもしれません。そこで、オフィス緑化にはフェイクグリーンをおすすめします。
※参考:矢動丸琴子「オフィス緑化が勤務者に与える心理的効果に関する研究」
本記事では、オフィスにフェイクグリーンを設置するメリットとして次の3つについて解説します。
記事後半では、「なぜ本物の植物ではなくフェイクグリーンがおすすめなのか」という疑問を解決し、さらに実際のオフィスでの導入事例も紹介します。オフィスの緑化に興味がある、検討しているという方はぜひ最後までご覧ください。
1. 緑視率改善による集中力の向上
緑視率とは、視界に占める緑の面積の割合を示す指標です。緑視率は、都市の緑量を表す指標の一つとして採用されており、オフィスや住宅などの室内環境の評価にも用いられています。国土交通省の調査(※)によると、緑視率が高まるにつれ、「潤い感」、「安らぎ感」、「さわやかさ」などの心理的効果が向上する傾向が見られました。 また、緑視率がおよそ 25%を超えると緑が多いと感じはじめることがわかっています。オフィスの緑視率を効果的に高めるためには、人工壁面緑化パネルなどの導入がおすすめです。
※参考:国土交通省「都市の緑量と心理的効果の相関関係の社会実験調査について」
視覚刺激が集中力を高める
集中力を高めるためには、視覚的な刺激を減らすことが重要です。パソコンやデスクワークによる視覚疲労は、集中力の低下を招く原因の一つです。一方、緑色は、脳をリラックスさせる効果があることが複数の研究で示されています。また、緑色の視覚刺激は、視覚疲労を軽減し、集中力を高める効果が期待できます。
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2. 憩いの場の提供
フェイクグリーンは、オフィスに憩いの場を提供してくれる効果もあります。緑は、視覚的にリラックス効果をもたらすため、オフィスにフェイクグリーンを設置することで、従業員が休憩やリフレッシュに利用できるスペースを創出できます。たとえば、デスクスペースとは雰囲気を変えるために休憩スペースやロビーなどにフェイクグリーンを設置することで、業務にメリハリがつく効果も期待できるでしょう。
従業員同士の会話が増えることも
フェイクグリーンの導入によって、従業員同士の会話が増えるかもしれません。休憩スペースなどにフェイクグリーンを設置することで、従業員が休憩やリフレッシュのために集まるきっかけとなり、コミュニケーションの活性化につながります。またフェイクグリーンは、オフィスの雰囲気を明るくリラックスできる空間に変えてくれるため、従業員同士が自然と会話しやすくなる効果が期待できます。
3. 企業イメージやブランド力の向上
フェイクグリーンは、オフィスの印象を向上させ、企業イメージを高める効果があります。緑を取り入れたオフィスは、自然と調和した、開放的でクリエイティブな印象を与えます。また、環境に配慮した企業であることをアピールすることもできるでしょう。
おしゃれな空間を演出できる
フェイクグリーンは、さまざまなデザインやカラーバリエーションがあり、オフィスの雰囲気やイメージに合わせて選べます。たとえば、落ち着いた雰囲気のオフィスには濃い緑色のフェイクグリーンを、明るい雰囲気のオフィスには赤やピンクなどの明るい色のフェイクグリーンを混ぜてみたり、葉の形がユニークなフェイクグリーンを採用したりするのもおすすめです。
なお、弊社グリーンフィールドでは、人工壁面緑化パネル「ビスタフォリア®︎」をより華やかに演出するために「ビスタフォリア®︎カラーボックス」をご用意しております。
オフィスにはフェイクグリーンが最適な理由
オフィス緑化には主に2通りの方法があります。1つ目は本物の植物を設置することです。そして2つ目は人工壁面緑化パネルに代表されるフェイクグリーンを設置することです。本章では、本物の植物とフェイクグリーンの違いを紹介しながら、オフィスに最適なのはフェイクグリーンである理由を解説します。
メンテナンスフリー
本物の植物と比べて、フェイクグリーンは水やりや剪定などのメンテナンスの手間がかかりません。本物の植物の場合、主に管理不足によって「害虫が発生する」「枯れてしまう」といったリスクがあります。オフィス緑化を達成したとしても害虫などが発生し結果としてオフィスを汚してしまっては本末転倒です。本物の植物を設置するのであれば、こまめな管理や場合によっては大型の潅水装置の導入が必要となります。その点、フェイクグリーンであれば、日々のメンテナンスは掃除程度で済むため、忙しいオフィスでも手軽に緑を取り入れることができます。
アレルギーの心配がない
オフィスでは多くの方が働いています。本物の植物を設置した場合、なかにはその植物が原因でアレルギー症状を引き起こしてしまう方がいるかもしれません。一方、フェイクグリーンにはその心配がありません。ただし、掃除を怠りほこりがたまってしまうようなことがあると、そのほこりがアレルギーを誘発することはあります。こまめな掃除を忘れずに行うことが大切です。
機能の充実
フェイクグリーンには本物の植物にはない機能が存在します。たとえば、ビスタフォリア®︎には「耐風」「防炎」といった安全面の機能が充実しています。UVカット機能も有しており、オフィス内だけでなく屋外への設置も可能です。さらに-10℃での凍結と融解を徐々に繰り返す周期試験をクリアしており、寒冷地の屋外でも使用できます。このような機能を備えたフェイクグリーンであれば幅広い環境に適応できると言えます。
オフィスへの壁面緑化パネルの導入事例
これらはビスタフォリア®︎を導入したオフィスの実際の写真です。ビスタフォリア®︎のパネルは1枚約6kgと軽量かつ取付も簡単です。壁面であればオフィス内はもちろん、店舗看板への装飾まで幅広い場所に設置できます。なお、実際の施工の様子を次の動画で紹介しています。ぜひご覧ください。
まとめ
本記事ではオフィスにフェイクグリーンを設置するメリットを3つ紹介しました。
オフィス緑化の実現のためには本物の植物を設置する選択肢もありますが、管理の手軽さや機能の充実度からフェイクグリーンをおすすめします。人工壁面緑化パネル「ビスタフォリア®︎」ならば、オフィス内はもちろん屋内屋外問わず幅広く設置が可能です。オフィスや店舗に緑を設置してみたいとご検討中の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。