芝生アレルギー(イネ科花粉症)に悩む方がとるべき3つの予防策

スギ花粉のシーズンは終わったはずなのに、なぜかくしゃみや目のかゆみが続く。実はそれ、芝生によるアレルギー症状かもしれません。イネ科植物が花粉症などのアレルギーの原因となると、耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか。住宅の庭や公園の芝生(天然芝)は、一般的にイネ科の多年草の総称です。つまり芝生もアレルギーの原因となりうるのです。

本記事では、あまり知られていない芝生アレルギー(イネ科花粉症)の基本的な知識と日常生活における予防策を紹介します。アレルギー症状の原因が芝生にあるのではないかと思い当たる方は、ぜひ参考にしてみてください。

※注意:芝生によるアレルギーが疑われる場合は、まず医師に相談し、適切な診断と指示を受けることをおすすめします。本記事の情報は一般的な内容であり、個々の症状や状況にあわせた医療アドバイスを行うものではありません。

芝生アレルギーはイネ科花粉症の一種

芝生アレルギーとは、芝生の「穂(ほ)」から放出される花粉が原因で発症するアレルギーの一種です。天然芝にはさまざまな種類がありますが、基本的にはどれもイネ科の植物です。イネ科植物はスギやヒノキと同じく花粉症の原因の一つとして知られており、芝生もその例外ではありません。

一般的に使用される天然芝(イネ科植物)の種類

  • 野芝
  • 高麗芝
  • 姫高麗芝
  • TM9
  • バミューダグラス類
  • ブルーグラス類
  • ベントグラス類
  • フェスク類
  • ライグラス類

芝生は公園や庭、スポーツグラウンドなど、私たちの日常生活において多くの場面で接する機会があります。そのため、芝生アレルギーは他のアレルギーと混同されやすく、気づかないうちに症状が現れることが多いのが特徴です。

なお、芝生以外にもイネ科の植物はさまざまなものがあり、その花粉は春から初秋にかけて長期間にわたって飛散します(※)。ただし、地域や植物の種類によって花粉の飛散ピークは異なります。

※出典:環境省「Ⅱ . 主な花粉と飛散時期

代表的なのイネ科植物

  • カモガヤ
  • ネズミホソムギ
  • オニウシノケグサ
  • ハルガヤ
  • オオアワガエリ

芝生アレルギーの主な症状

芝生アレルギー(イネ科花粉症)の症状は、他の花粉症やアレルギーと似ていますが、とくに目のかゆみや充血などのアレルギー結膜炎の症状が強く出やすい傾向があります(※)。主な症状は次の通りです。

  • 鼻の症状:くしゃみ、鼻水、鼻づまり
  • 眼の症状:目のかゆみ、充血、涙目
  • 喉や呼吸器の症状:喉のかゆみ、咳、喘息の悪化
  • 皮膚の症状:皮膚のかゆみ、発疹、蕁麻疹

なお、本記事で紹介している症状は一般的な情報です。個々の症状については、医師にご相談ください。

※出典:大正製薬製品情報サイト「あまり聞かないイネ科花粉症。種類や特徴、症状などを知って対策につなげよう

花粉ではなくカビやダニ、化学薬品がアレルギーの原因であることも

芝生によるアレルギーの原因として考えられるものは花粉だけではありません。湿気の多い芝生にはカビやダニが繁殖しやすく、これらもアレルギーの原因物質となる可能性があります。また、芝生の手入れに使用される農薬や除草剤などの化学薬品も、アレルギー反応を引き起こすかもしれません。

医療機関で受けられるアレルギー検査によって、原因物質を絞り込める場合があります。芝生によるアレルギーが疑われる場合は、まず医師に相談し、適切な診断と指示を受けることをおすすめします。

芝生アレルギーの予防策

芝生アレルギーの症状を軽減し、日常生活の質を向上させるためには、以下の3つの予防策が有効です。

芝生の穂が出ないようにこまめに刈る

芝生の花粉は「穂(ほ)」から放出されます。したがって、穂が出る前にこまめに芝刈りを行うことで、花粉の放出を抑えることができます。定期的な芝刈りは、見た目の美しさだけでなく、アレルギー対策としても効果的です。芝刈りの際は、マスクや眼鏡を着用して、花粉が鼻や目に入らないようにしましょう。

なお、天然芝としてポピュラーな高麗芝などの日本芝は、春と秋によく穂をつけると言われています。穂をつけやすい時期は週に1回程度、芝刈りを行うと効果的です。

芝生との接触を避ける

数百キロメートル先まで飛ぶと言われるスギ花粉に対し、イネ科植物の飛散距離は数十メートル程度と言われています(※)。そのため、芝生に近づかないこと自体も予防策の一つになります。

たとえば、子どもに芝生アレルギーが疑われる場合、遊ばせる際には芝生のある公園や広場を避けるというのも一つの手です。代わりに、舗装された遊び場や芝生のない公園、屋内施設を選ぶことで、花粉との接触を減らすことができます。また、自宅の庭に芝生がある場合は、花粉の飛散ピーク時期には庭での活動を控えることも検討してみてください。

※出典:大正製薬製品情報サイト「あまり聞かないイネ科花粉症。種類や特徴、症状などを知って対策につなげよう

人工芝に入れ替える

芝生アレルギーの根本的な対策として、天然芝を人工芝に入れ替える方法があります。人工芝は花粉を放出しないため、アレルギー症状を大幅に軽減できます。

人工芝は、芝刈りや水やり、施肥などのお手入れが原則として不要のため、芝生アレルギーでなくとも「天然芝の管理が大変で困っている」という方にもおすすめです。とくに子育て家庭や共働き世代など、お庭のメンテナンスに時間を割けないという方は、外構の選択肢の一つとして、ぜひ人工芝をご検討ください。

あわせて読みたい:外構は人工芝がおすすめ!天然芝やコンクリートとのメリット比較

高品質人工芝リアリーターフ®の特長

人工芝への入れ替えを検討される方におすすめなのが「高品質人工芝リアリーターフ®」です。

リアルな見た目と質感

リアリーターフ®は、まるで天然芝のようなリアルな見た目と質感を実現しています。パイル(芝糸)には光沢を抑えたつや消し加工が施されており、自然な緑色を再現しています。

また、特殊形状のパイルを使用しており、柔らかく心地よい肌触りを実現している点も特徴です。パイルの巻きが緩やかで、表面までしなやかに伸びているため、足を踏み入れたときに天然芝と変わらない感覚を味わえます。見た目だけでなく、実際に触れたときの満足感も高めています。

高い耐久性

リアリーターフ®は、長期間にわたって美しい状態を維持できるよう、耐久性に優れた設計がされています。まず、パイルにはUV加工が施されており、紫外線による色褪せやひび割れなどの劣化を抑制します。屋外での使用でも長く美しい緑を楽しむことが可能です。

さらに、裏面のバッキング材には湿気に強いウレタン素材を採用しています。一般的なラテックス製のバッキング材に比べて耐久性が高く、湿気による劣化を防ぎます。

このようにリアリーターフ®は高い耐久性を持ち、長期的なコスト削減につながるのです。

衛生機能が充実

リアリーターフ®は、安心してご利用いただけるよう、衛生面での機能も充実しています。まず、抗菌機能を備えており、細菌の繁殖を抑制します。公園や庭など、子どもやペットが遊ぶ場所でも安心して使用可能です。

また、防カビ機能も備えており、高温多湿な日本の気候でもカビの発生を防ぎます。さらに、消臭機能も搭載しており、ペットの排泄物や腐敗臭の原因となる物質を除去します。アレルギー予防という観点からも、これらの衛生機能を備えたリアリーターフ®はおすすめです。

このほかにも静電気抑制機能や防炎機能など、リアリーターフ®はさまざまな機能を備えています。さらに詳しく知りたいという方は、商品カタログをご覧ください。なお、希望される方にはリアリーターフ®の無料サンプルもお送りしております。実際に手にとって色味や質感を確かめてみたいという方は、ぜひ次のページからご希望のものをお選びください(複数選択可)。

まとめ

芝生アレルギーは、主にイネ科植物の花粉が原因で発症し、目のかゆみや鼻水などの症状を引き起こします。これらの症状はとくにイネ科植物が穂をつけ始める晩春から秋にかけて発症するため、天然芝がお庭など身近にある場合は、こまめな芝刈りや芝生との接触を避けることが重要です。場合によっては、人工芝への入れ替えも検討しても良いかもしれません。

人工芝の設置を希望される場合は、見た目や質感はもちろん、耐久性や機能性にも注目しましょう。とくにリアリーターフ®のように防カビや抗菌機能を備えている人工芝であれば、カビやダニによるアレルギーの予防にも有効です。

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