「トイレに緑を設置したいが、生きた植物の使用は手間がかかりそう」このようなお悩みを持つ方も、多いのではないでしょうか?植物の緑は魅力的ですが、水やりや落ち葉の掃除といったメンテナンスの手間がかかるデメリットも見逃せません。
この悩みは、「人工壁面緑化パネル」で解決できます。少ない手間で緑あふれる空間を作り出し、癒しと落ち着ける空間を提供できるでしょう。この記事で、人工壁面緑化パネルの魅力を実感してください。
人工植物や造花は、トイレで選ばれやすい
トイレに緑を設置する手段として、人工植物や造花は選ばれやすくなっています。2024年に公表された研究結果(※)では、職場で設置されている植物の割合を以下のように示しています。
種類\場所 | トイレ | その他の場所 |
フェイクグリーン | 22.0% | 7.3%~23.1% |
造花 | 23.4% | 4.3%~13.6% |
ドライフラワー | 10.7% | 2.8%~12.8% |
フェイクグリーンや造花、ドライフラワーのいずれも、トイレではそれ以外の場所に比べて選ばれやすくなっていることがわかります。一方で観葉植物や多肉植物、鉢物といった生きた植物は、トイレで選ばれにくくなっています
種類\場所 | トイレ | その他の場所 |
観葉植物 | 22.0% | 7.3%~23.1% |
造花 | 23.4% | 4.3%~13.6% |
ドライフラワー | 10.7% | 2.8%~12.8% |
出典:岩崎 寛・中村友紀「トイレ空間における植物設置が利用者の印象に与える効果」
トイレに植物を設置する5つのハードル
トイレで生きた植物を設置することには、さまざまなハードルがあります。ここでは代表的な5つの項目を取り上げ、どのようなハードルがあるか確認していきましょう。
日光が皆無、または入りにくい場所が多く、植物が枯れやすい
トイレは建物の北側など、日当たりがあまり良くない場所に設置されるケースが多いです。レイアウトによっては、窓の無いスペースや地下に設けられる場合もあります。
このような場所で、人の見やすさと植物の育ちやすさを両立する明かりを提供することは困難です。LED照明に含まれる光は演色性が悪い、青色の成分が多いなど、太陽光と同じでない場合がよくあるためです。また植物の成長を促進する光は植物工場などで使われていますが、光の成分に偏りがあるため人間が見にくいことは難点です。
日当たりが悪いトイレには、見やすさを重視したLED照明を設置するケースが多いでしょう。その場合、人工的な明かりは日光の代わりにならず、植物が枯れるリスクがあることは大きなハードルに挙げられます。
植物の選択や設置方法に工夫が必要
トイレに設置可能な植物のスペースは、広くない場合が多いです。限られたスペースでも生育可能な植物を選ばなければなりません。以下の項目は、トイレに設置しやすい植物の一例です。
- 日陰で育ち、乾燥に強い植物を選ぶ
- 大きく成長する植物を避ける
- 植木鉢やプランターを使う
- つる性植物を選び、縦に伸びるように設置する
トイレの設置に向く植物は限られます。何を設置すべきか、植物の選定に苦労するかもしれません。
虫を呼び寄せる原因となる
植物には、しばしば虫がつきます。虫を見ただけで、不快に感じる方もいるのではないでしょうか?
湿気が多くなりがちなトイレは、虫にとっても快適な環境となる場合が多いです。虫を呼び寄せる原因となることも、トイレに生きた植物を設置するハードルに挙げられます。
水やりの手間がかかる
植物の生育には、水も必要です。枯れないように育てるためには、以下に挙げるいずれかの対応が必要です。
- 定期的に水やりを行う
- 潅水装置を設置する
どちらも手間がかかります。水やりの手間を、負担に感じる方も多いのではないでしょうか。
メンテナンスの手間も必要
生きた植物は、日々成長します。葉や花、枝などが邪魔にならないよう、適切にメンテナンスしなければなりません。適切な対応には、日々植物をチェックする必要があります。潅水装置を設けた場合は、機器のチェックも必要です。メンテナンスの手間を要することも、見逃せないハードルの一つです。
トイレに人工壁面緑化パネルを活用する3つのメリット
トイレには生きた植物の代わりに人工壁面緑化パネルを選ぶことで、さまざまなメリットが得られます。代表的な3つのメリットを確認していきましょう。
日光が入らない場所でも季節を問わず緑を提供できる
人工壁面緑化パネルは、日光がなくても緑を保てます。日当たりが悪い場所でも、枯れる心配はいりません。季節を問わず緑を提供でき、癒しや安らぎを与えられることに、大きなメリットを感じる方も多いでしょう。
メンテナンスの手間が少ない
以下の手間がかからないことも、人工壁面緑化パネルを活用するメリットに挙げられます。
- 水やりの手間がかからない。潅水装置の点検やメンテナンスも不要
- 肥料を与える必要が無い
- 落ち葉や花びらの掃除が不要
- 枝が伸びないかどうか気にせずに済む
人工壁面緑化パネルなら、設置後は定期的な清掃程度で済みます。メンテナンスの手間が少ないことも、魅力の一つです。
施工も簡単
人工壁面緑化パネルは、施工も簡単です。あらかじめ用意されたパネルを壁に固定し、思い通りの形に仕上げるだけで済みます。生きた植物を使う場合のように、以下の点を気にする必要はありません。
- 枝を折ってしまう
- 葉や花をちぎってしまう
- 成長後の状況を考慮して植物を配置する
施工が完了したときから、緑あふれる見映えを提供できることも強みの一つです。
関連記事:壁面緑化を人工植物で行う「人工壁面緑化」のメリットを詳しく解説
人工壁面緑化パネル「ビスタフォリア®︎」でトイレの緑化を
トイレを緑化したいなら、人工壁面緑化パネル「ビスタフォリア®︎」をおすすめします。人工植物の素材はポリエチレン製ですが、さまざまな種類の植物を組み合わせたデザインとなっています。生きた植物がそこにあるような、リアリティあふれる見映えは魅力です。「ビスタフォリア®︎」を見て癒される方も、多いのではないでしょうか。
設置も簡単です。設置場所を決めて墨付けを行ったのち、取り付ける位置に下穴を開けて樹脂プラグや固定用部材をセット。その後、固定用部材の切り込みにパネルをはめ込み固定すれば設置完了です。生きた植物を設置する場合のように、植栽基盤を整備する、潅水装置を設置するといった手間はいりません。
掃除も簡単で、基本的には柔らかい布などを使った拭き取りで済みます。水洗いが必要な場合でも、高圧洗浄機はいりません。ホースで水をかければ、汚れを落とせます。
まとめ
トイレに緑が欲しい場合は、人工植物を使った壁面緑化がおすすめです。日光が無い場所でも緑あふれる見映えを提供でき、メンテナンスの手間もかかりません。
「ビスタフォリア®︎」なら簡単な方法で施工でき、まるで生きた植物がそこにあるような、癒しの空間を作ることが可能です。トイレの壁面緑化をご希望なら、ぜひ弊社へお問い合わせください。