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公園での人工芝採用:経済的・美観的メリットとたつの市の事例紹介

最近、街を歩いていると、いろいろなシーンで人工芝を見かけることが多くなってきたと思いますが、みなさんの周りではどうでしょうか。
具体的には、個人宅の庭、店舗・複合施設のキッズスペースやフリースペース、建屋の外構まわりや屋上スペース、カフェ、ドッグラン、駅のデッキスペース、オフィス室内、と人工芝の採用現場は年々多様化してきています。

その中でも最近特に増加傾向にあるのが、公園です。ここで、『公園の芝生といえば天然芝では?』という疑問を感じる方も多いのではないでしょうか。
確かに、天然芝を採用している芝生スペースのある公園は数多くありますが、近年は特に公園の新設工事や改修工事が行われるタイミングで、人工芝を採用するところが増えてきています。

では、なぜ今までと同様の天然芝ではなく、人工芝を採用するところが増えてきたのでしょうか。
本記事では、公共施設などでの人工芝の採用を検討されている方向けに、近年公園で人工芝の採用が増えている理由と、実際に導入を決められた事例をご紹介いたします。

近年公園で人工芝が採用される理由

①維持管理費を抑えることができる

近年公園での人工芝採用が増えている理由の一つとしては、公園にかかる維持管理費を抑えることができることが挙げられます。

天然芝の維持管理は意外と手間とコストがかかります。なぜなら、芝生は定期的に刈り込みを必要とし、そのためには芝刈り機や燃料が必要です。さらに、芝生が健康に育つための水やりや、芝生の成長のサポートのために、肥料や栄養剤も必要となります。
これらを考慮に入れると、天然芝の維持には様々な備品や資材の保管スペース、水道水、肥料、そして労働力などが必要となり、結果的に維持管理費はかかり続けてしまいます。

一方で、人工芝はこれらの作業を大幅に削減できます。人工芝の芝葉、いわゆるパイルは伸びないため、定期的な刈り込み作業は不要です。また、水やりや肥料の必要もありません。つまり、人工芝は基本的にノーメンテナンスであり、そのための作業が大幅に減少します。これにより維持管理費を抑えることが可能となり、公園の運営費用を効果的に削減できます。

②1年を通して綺麗な緑の景観を維持できる

もうひとつ、人工芝の大きな魅力は、年中美しい緑の景観を維持できることです。四季の気候に左右されず、枯れたりすることもないので、綺麗な緑の景観が変わることはありません。

また、人工芝はメンテナンスフリーであるため、設置場所や使用目的を選ばずに活用することが可能です。特定のイベントや行事のために期間限定で緑地を設けたい場合にも気軽に活用でき、撤去の際も簡単に元の状態に戻せます。
このような利便性から、人工芝の需要は年々増えています。

公園で人工芝を採用した事例

それでは、採用現場の一つとして挙げた公園で、実際に人工芝が採用された施工事例を2件ご紹介します。

人工芝採用例①

【兵庫県たつの市 黍田公園】

兵庫県たつの市と黍田公園の紹介

ここで少し、たつの市の歴史をご紹介いたします。
市内には歴史のある龍野藩五万三千石の城下町が残っており、令和元年、たつの市龍野伝統的建造物群保存地区(龍野伝建地区)が、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。白壁や町家造りの建物が多く残る町並みで、「播磨の小京都」とも呼ばれています。
また、新宮町新宮・宮内(みやうち)に位置する新宮宮内遺跡(しんぐうみやうちいせき)は、兵庫県を代表する弥生時代の集落遺跡があり、昭和57年に国史跡の指定を受けています。

そのような歴史ある町で、黍田公園は2020年に竣工された新しい公園です。
JR山陽本線竜野駅より徒歩5分のところに立地し、公園から車で12分ほど走れば行けるところに新舞子海水浴場もあります。

公園に人工芝を採用した後の様子

黍田公園は、平日・休日問わず多くの方が訪れる人気の公園です。特に人工芝の上は子どもたちの人気スペースとなっています。
築山を登ったり、人工芝の敷地が広いため思い切り走り回ったり、また天気の良い日には裸足になって人工芝の上で遊ぶ子どもたちが多く、可愛い笑顔が溢れ大変賑わっています。
一方、大人の方は、人工芝の上で子どもと一緒にお弁当を食べたり、座って友人と会話していたり、ゴロンと寝転んで気持ち良さそうにお昼寝したり、と皆さんいろいろな過ごし方をしています。
人工芝は衝撃緩和の効果があるため、硬い土の地面の上で走り回って転んだ時と比較すると、人工芝の上で転んだ時のほうが怪我の度合いは軽度で済み、柔らかく心地よい空間となります。

また人工芝の色目であるグリーン色は、リラックス効果があると言われているため、人工芝のある公園では、子ども同士がいつも以上に相手を想い、安心して仲良く遊べているのかもしれません。
子ども達にとって公園は、自由な発想が育てられる場所であり、子ども同士がコミュニケーションを取れる大切な場所になっています。

人工芝採用例②

【兵庫県たつの市 北遺跡公園】

北遺跡公園に人工芝を採用した後の様子

こちらは、2021年に竣工された新しい公園で、小さな子どもから学生までが集う公園となっており、地元の方が多く訪れる癒しの公園です。
放課後、学生が友人と築山に座って楽しそうに会話したり、公園横の広場でゲートボールが行われることもあり、幅広い年齢層に支持されています。

まとめ

人工芝の採用によって、公園は一年を通じて美しい緑の景観を提供することができます。私たちが直接訪れた2つの公園で実際に目の当たりにしたのは、人工芝が現代の公園管理のニーズにマッチしていることでした。
利用者にとって、人工芝の公園は魅力的な憩いの場所となり、さまざまなコミュニケーションを促す重要なスペースとなります。そして、管理者にとっては、メンテナンスにかかる手間とコストを大幅に軽減することができます。

これらの利点を考慮すれば、公園の管理者にとって人工芝の採用は大きなメリットを提供する選択肢であることが明確になるでしょう。公園の新設や改修の検討をされている方は、ぜひ人工芝を選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。

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