商業施設の外壁や立体駐車場、店舗やオフィスの柱や壁など屋内外を問わずに見かけることの多くなった壁面緑化。
特に自然の少ない都市部では、景観の向上だけでなく、緑を目にすることで安心感が得られるなどの心理的効果が期待できるので、近年注目を集めています。
定期的なメンテナンスや潅水装置が必要な本物の植物では、コストや設備設計の点で導入することが困難な場合があるので、この記事で比較的簡単に導入できる「人工壁面緑化」のメリットについて詳しく紹介します。
そもそも壁面緑化とは
壁面緑化とは「垂直庭園」や「緑の壁」ともよばれ、植生を繁茂させ、緑に覆われた壁面を意図的に作ることを言います。
建物の外観に緑を取り入れることで、目にする人に対して良いイメージを形成することができるので、建物やその周りの空間のブランド力をアップさせる効果があります。
しかし、本物の植物を育てる壁面緑化の場合は管理が困難であったり、湿気などにより虫が発生する可能性があるなど、景観の維持にはそれなりの覚悟とコストが必要となります。
壁面緑化はどこにでも設置できるわけではない
本物の植物にとって重要なものの一つに日当たりが挙げられます。
例えば、住宅において日の当たらない北側や、隣家との距離が近いために設置した目隠しフェンスのせいで、暗くジメジメした雰囲気になってしまっている家廻りの雰囲気を変えたいと思っても、壁面緑化を施すことは困難です。
屋内でも同じことが言え、緑化によって企業や建物のイメージアップを図りたいと考えても、オフィスビルやマンションのエントランスなどは日当たりが良くないことが多く、壁面緑化の導入は難しい場合があります。本物の植物による壁面緑化は場所を選ぶものであるといえます。
「人工壁面緑化」の主なメリット
壁面緑化を取り入れたいと思っていても難しいと感じている方にお勧めしたいのが、人工植物による「人工壁面緑化」です。
心地よさや安らぎを与えてくれる緑による視覚的効果が得られるうえ、メンテナンスフリー、簡単施工など「人工壁面緑化」には導入するにあたって様々なメリットがあります。
メリット1:メンテナンスフリー
人工植物なので本物の植物のように枯れる心配がありません。
また、定期的な水やりはもちろん不要であり、汚れを柔らかい布で拭き取るといった少しの手入れで一年中きれいな緑を楽しむことができます。
メリット2:簡単施工
本物の植物を使用した壁面緑化で必須の潅水装置(定期的に水を与えるための装置)が必要ありません。
そのため、設備・設計に組み込む必要がなく、設置可能な場所も本物の植物を使用した壁面緑化よりも多くあり、また施工自体も簡単に行うことが可能です。
イメージアップにつながるクリーンな緑をどんな場所にも設置できるということはとても大きなメリットで、次のような場所にも設置することが可能です。
〈こんな場所にも設置できる〉
・オフィスビル
日の当たらないオフィス内やビル内のエレベーターホールなど
・落ち着いた照明の店舗
バーやサロンの受付など
・屋外看板
店名ロゴなどを組み込み人目を引くオリジナルサインなど
・屋上
屋上を囲むフェンスに設置し、憩いの空間に
・犬走り
暗く細長い犬走りから見えるフェンスに設置して、窓からの景観をアップ
施工自体が簡単ですので付け替えなども容易に行うことが可能です。
施工当時は無機質でシンプルなデザインが気に入っていたが、ライフステージとともに好みや環境が変わり、温かみがほしくなった場合なども、エクステリア・インテリアともに場所を選ばす簡単に導入することが可能です。
メリット3:デザイン性
最初からデザインされた状態で人工植物が配置されているため、一つひとつの植物の配置を考える必要がありません。
また、様々な形に加工できるため、意匠性の高い空間を作り上げることが可能です。
メリット4:視覚的な緑の効果「グリーンアメニティ効果」
壁面緑化を目にすることで得られる効果のひとつに心理的効果が挙げられます。
緑色には精神の安定や疲労回復効果も期待でき、オフィスに観葉植物などの緑を置くと、働く方のストレスを緩和することに役立ちます。
視界に緑が入ってくる割合を示す指標として「緑視率」という言葉があり、この割合が10~15%ほどあるとストレス低減や集中力向上といった効果が期待できるといわれています。
これらの緑を視覚的に取り込むことで得られる癒しの効果は「グリーンアメニティ効果」と呼ばれ、この効果は人工植物(フェイクグリーン)でも得られることが分かっています。
外壁にも使用できる「ビスタフォリア®︎」がおすすめ
「人工壁面緑化」において世界中で選ばれているのが「ビスタフォリア®︎」です。
選ばれる理由は様々ですが、都市緑化への新しいアプローチとして誕生した「ビスタフォリア®︎」は想像できる場所ならどこでも設置できる実用的な機能を備えています。
UV耐久性など屋外で使える機能があり、安心して建物の外壁に使用いただける商品となっています。
まとめ
壁面緑化を人工植物で行う「人工壁面緑化」のメリットについてまとめました。
覚悟を持って導入した本物の植物による壁面緑化であっても、日当たりだけでなく、気候などの様々な理由で枯らしてしまったりと、思いと裏腹なことが起こる可能性があります。
萎れて弱っている植物はイメージダウンにつながりかねません。
一方、一年中変わらぬ美しさをメンテナンスフリーで導入できる「人工壁面緑化」ならば、安心してお選びいただけます。
本物の植物が育たつことの難しいような場所でも、本物の自然を再現したかようなクオリティの「ビスタフォリア®︎」を設置すれば、視覚的な緑の効果を高いレベルで享受できると考えられます。
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