最近は屋上やテラス、ベランダへ人工芝を施工したいと考える人が増えてきました。「ベランダでバーベキューをしたい」「屋上を読書ができる安らぎの空間にしたい」等、理由は様々です。しかし、通常の土の上への施工とは違い、コンクリートの上へどのように施工したらいいかわからないという方も多いのではないでしょうか?そこで、今回は人工芝のコンクリート上への施工方法と、実際の施工例についてご紹介します。
人工芝をコンクリート上へ施工する方法
ここでは簡単に施工方法をご紹介いたします。詳しい施工方法は弊社のリアリーターフ®技術資料をご確認ください。
資料をお持ちでない方は、以下のページからお問い合わせください。
1.コンクリートの清掃
まず初めに、コンクリートの清掃を行います。人工芝とコンクリートを接着するためにボンドを使用するのですが、コンクリートが汚れてしまっていると、ボンドがうまく接着できず、施工後にずれてしまう恐れがあります。そのため、高圧洗浄機やブラシなどで、しっかりと清掃を行うことが大切です。清掃後は人工芝の施工前にしっかりと乾燥させてください。
2.人工芝の仮置き・カット
人工芝を敷く方向を決めたら実際に広げ、仮置きとカットを行います。一枚ずつ並べながらカットを行い、この際につなぎ目の間隔や端部の収まりも見ていきます。湾曲している部分や、壁際をカットする際は、人工芝をあてがい、チョークや色鉛筆の赤や白色で線を付けながら、うまく収まるようにカットしていきます。カットの際の最大の注意点は、必ず裏面から人工芝をカットする事です。表面からカットをしてしまうと、人工芝が切れてしまいスカスカになってしまったり、切れ端のゴミが多く出ますので、必ず裏面からカットするようにしましょう。カットをした後は、すべての人工芝を広げてみて仮置きをします。完成後のイメージができたら、次は接着です。
3.ボンドでの接着または両面テープでの接着
<ボンドでの施工の場合>
片側をめくり、ボンドを端部から約2~3㎝離し、水抜き穴の列の間、裏面前面へ塗布してください。弊社のGFボンドの使用目安は約3本/10㎡です。 ※下地の状況によって使用数量が異なりますので、あくまで参考数量になります。
<両面テープでの接着の場合>
片側をめくり、裏面の端部三辺に両面テープを貼り付けます。中央部・長手方向へ両面テープを張ります。両面テープは剥離紙を指でしっかりと押し付け、縫い目の間の溝にも隙間がないようにしっかりと接着してください。※両面テープで水抜き穴がふさがってしまった場合は、切込みを入れて水がたまらないようにしてください。ボンドや両面テープでの施工を行う場合は、剥がす際にコンクリートに粘着物やボンドが残ってしまったり、塗装がはがれてしまう恐れがあるので、賃貸などの共用物の場合は、そのまま敷き、四隅に重しなどを置いて施工する方法もあります。
4.接着後
GFボンドは硬化に24時間を要します。接着後はコンパネ等をおき、天候が不安定な場合は、ビニールシートなどをかぶせ、雨が当たらないようにしてください。ボンドがついてしまった箇所はすぐに雑巾などでふき取ってください。
人工芝をコンクリート上に敷く際の注意点
人工芝をコンクリート上に施工する際の注意点は、各工程で1つずつ、全体で4つあります。「コンクリートの清掃」では、清掃後必ず乾燥させてから施工を行うようにすることが大切です。水分が残ったまま施工を行ってしまうと、後の工程の接着作業でうまくいかない原因となってしまいます。「人工芝の仮置き・カット」では、カットする際必ず裏面からカットするようにし、人工芝をカットしてしまうことを防ぐようにしましょう。「接着作業」では、端部やつなぎ目などにはボンドを少し離して塗布するようにしましょう。そうすることで、ボンドがはみ出てしまうことを防ぐことが可能です。「接着後」は、ボンドでの施工の場合において、塗布後24時間は雨や水などが当たらないようにしましょう。水に当たってしまうとボンドがしっかりと固まらずに接着が不十分となってしまう場合があります。以上に注意して施工を行いましょう。
コンクリートに施工する時のおすすめの人工芝
これまで、人工芝の敷き方をご説明してきましたが、実際施工する時にはどのような人工芝を敷けばいいか悩むと思います。
コンクリートの上に施工する人工芝の選び方のポイントは次の4点です。
■抗菌などの機能がある事
■水抜き穴があり、水捌けが良い事
■肌触りがよい事
■一枚でもある程度のクッション性がある事。
これらのポイントを満たす人工芝としてお勧めなのがリアリーターフ®です。リアリーターフ®は、抗菌・防カビ・消臭等、多数の機能が付いている高機能人工芝です。お子様が遊ぶところや、ペットが遊ぶ場所にも安心して使用できます。水抜き穴も他社よりも多く設けているため、水捌けが良くプールなどの近く屋下に敷いてもしっかりと水が捌けてくれます。
そして、コンクリートは土と違って固いため、クッション性がしっかりとある人工芝を敷かないと固く膝や足を痛めてしまいます。リアリーターフ®はパイルの密度がとても高く、一枚だけでもしっかりとクッション性が確保できます。
※コンクリート上に敷く際は、毛足の長いゴールドとヨーロピアンロング®がお勧めです。
そんなリアリーターフ®を実際に施工した施設をご紹介します。
人工芝の実際の施工事例
【Before】
スーパー銭湯の露天風呂での施工例です。古い人工芝が経年劣化によりかなり痛んでしまったので施設のグランドオープンに向け一新したいとのことで、今回はリアリーターフ®を採用頂きました。
【After】
全面にリアリーターフ®を敷くことで、緑で華やかな印象に変わり、特殊形状パイルにより素足でもチクチクしない柔らかな踏み心地にガラッと変わりました。水によく濡れる場所での使用のため、菌の繁殖や臭いなどが心配になりますが、リアリーターフ®には抗菌・消臭・防カビ機能が付いており、気になる菌の繁殖や臭いに対する対策もしっかりとできます。水の排水性に関しても、水抜き穴が他社人工芝に比べると多く、水が捌けやすいような作りになっております。施設を利用したお客様も、ふかふかして気持ちがいいとご好評です。施主様も大変満足しているとのことでした。
まとめ
いかがだったでしょうか。一見難しそうなコンクリート上の人工芝の施工ですが、丁寧に準備や作業を行うことできれいな施工ができます。せっかく苦労して敷いた人工芝がすぐにボロボロになってしまわぬように、高耐久で高機能なリアリーターフ®を施工してみてはいかがでしょうか。商業施設や個人宅でのお庭の採用実績が多数あるリアリーターフ®で、あなたのお家にも癒しの空間を作ってみませんか?