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人工芝|DIYとプロの施工はここが違う!庭をきれいに仕上げるポイントとは?

人工芝は気軽に購入できることもあり、「DIYでやってみよう!」とチャレンジしたくなる素材ですね。
しかし、仕上がりの美しさや耐久性に、プロの施工とは大きな差が出ることもあります。
そこで今回は、人工芝のDIYとプロの施工の違いや、DIYできれいに仕上げるためのコツをご紹介します。
DIYとプロ施工のどちらを選ぶべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
人工芝|DIYとプロの施工はここが違う!庭をきれいに仕上げるポイントとは?
人工芝のDIYとプロの施工、ここが違う!
プロの施工とDIYでは、どんなところに違いが出るのでしょうか?
まずは、プロ施工ならではのメリットを見ていきましょう。
下地の仕上がり
「人工芝なんて、マットを買ってきて敷くだけでしょ」と思っていませんか?
DIYで人工芝を施工するとき、見落としがちなのが「下地づくり」の大切さです。
下地の状態が良くないと、水たまりや段差ができやすくなったり、人工芝自体の破損の原因にもなってしまいます。
そこで、人工芝施工のプロは、下地にもっとも力を入れて丁寧に仕上げます。
具体的には、転圧機や水平器などの専用工具を使用して、きっちり精度を出していきます。
DIYで見落としがちな「水勾配」も意識して施工するので、水はけ対策も万全です。
境界部の美しさ
DIYで忘れがちなのが、「見切り材」です。
見切り材とは、人工芝と他の部分との「境界線」に使う材料のことで、花壇、砂利、通路、フェンス際などの境目に置いて使います。
見切り材は、砂利、レンガ、木材のほか、アルミ製などでデザインに優れたものもあります。
ご自宅と庭の雰囲気から最適な見切り材を提案できるのも、プロの施工ならではです。
見切り材について、くわしくはこちらもご覧ください
カーブでデザイン性の高い庭に
DIYで人工芝を敷くとなると、一面にのっぺりとした直線的になりがちですが、プロはデザイン性の高い提案が可能です。

画像のようにカーブの施工で庭にやわらかさを出したり、植栽の根元にアクセントを設けたり(画像はマスターズバークを使用)、デザイン性の高い施工ができます。同じ人工芝を使っても、ちょっとした工夫で庭の印象がガラリと変わりますね。
人工芝のDIYをきれいに仕上げるポイント
プロの施工には多くのメリットがありますが、DIYの良さは家族のイベントとして思い出に残せることですね。
プロと同じポイントに注意すれば、DIYの見た目をぐっと引き上げることができます。
そこでここからは、人工芝のDIYをきれいに仕上げるポイントについて見ていきましょう。
整地する
人工芝を敷く庭は、フラットな地面が理想的です。
まずは、庭の石や雑草を取り除いて、土の地面だけの状態にしましょう。
デコボコしたものがなくなったら、地面が平らになるように土をならします。
広い場所はトンボ(グラウンドなどの整備道具)、狭い場所や丁寧にしたい場所は木鏝(きごて・左官作業に使うコテ)を使って整地すると、きれいな仕上がりになります。
下地材を入れる
人工芝は、地面、下地材、防草シート、人工芝の順に敷いていきます。
地面が整地できたら、次に下地材を入れていきましょう。
下地材とは砂や土のことで、山砂、川砂、再生砂(コンクリート材質)、真砂土などがあります。
ホームセンターで購入できるので、庭の広さに合わせて必要な量を準備しましょう。
転圧する
下地材が入ったら、次に「転圧」を行います。
転圧とは、地面を踏み固めて密度を高め、平らにならすことです。
プロの施工では転圧機を使いますが、DIYの場合は足を使って踏み固めていく方法があります。
下地材を敷いたばかりの地面はふわっとしているので、かかとで踏んでいくと簡単に踏み固めることができます。
ぜひ、ここは家族総出でチャレンジしてみてください。
特に庭の外周は、人工芝や防草シートの固定のためにピを打つので、丁寧に踏んでいきましょう。
足で踏みづらい場所は、木鏝(きごて)で叩いて締め固めることもできます。
防草シートを敷く
下地材が転圧できたら、防草シートを敷いていきます。
防草シートはピンを打って固定しますが、打つときは少しずつ打つのがおすすめです。
水道管などに当たったら方向を変えられるよう、ピンを一気に強く打ちすぎないようにしましょう。
人工芝を敷く
防草シートが敷けたら、いよいよ人工芝を敷きましょう。
人工芝は、本設置の前に仮設置をして、丁寧に長さをそろえるのがポイントです。
つなぎ目の部分は、ピンをまたがせて打ち込みます。
最後に、全体のバランスを見ながらピンを打ち込んで、地面に固定すると完成です。
下地について、くわしくはこちらもご覧ください。
人工芝のDIYで仕上がりに差がつくツール
プロの施工でも使われているツールを使うと、DIYの仕上がりも変わります。
ここでは、人工芝のDIYで仕上がりに差をつけるツールを紹介します。
カッターの刃はこまめに交換する
人工芝シートのカットでは、段ボールの解体で使うようなやや大き目のカッターを使います。
人工芝の断面をきれいに保つために、カッターの刃はこまめに交換しましょう。
カット面がきれいにできれば、全体的な仕上がりに差が出てきます。
パイルスプリッター®でピンをきれいに打つ
「パイルスプリッター®」は、人工芝を固定する際に打つ「ピン」を打ちやすくする道具です。

パイル(芝糸)が長い場合、ピンを打つときに挟みこんでしまい、毛並みが乱れることがあります。
そこで、このパイルスプリッター®の出番です。人工芝にするっと差し込むだけで、芝をかき分けてピンを打つ面を出してくれます。
こうして芝を挟まずに打てるので、固定部分もきれいに仕上がります。
パイルスプリッター®について、くわしくはこちらをご覧ください
デッキブラシで人工芝の毛並みを整える
人工芝シートのつなぎ目や、ピンを打った箇所は、デッキブラシで人工芝のパイルを起こします。
こうして整えることで、庭全体が均一な芝生に仕上がります。
デッキブラシは、定期的なメンテナンスにも使用する道具なので、施工時に準備するのがおすすめです。
まとめ
人工芝の施工は、DIYもプロの施工もそれぞれにメリットがあります。
庭づくりの目的や予算、仕上がりへのこだわりに合わせて選びましょう。
人工芝の施工や準備について、ご不明な点はぜひお気軽にお問い合わせください。






