グラウンド・ゴルフを行う広場での人工芝の採用事例

今回は広島県内でエクステリア関連の事業をされている有限会社実商事様が行った施工の事例となります。人工芝と言えば、住宅の庭や屋上などをイメージされる方も多いと思いますが、現場は広島県安芸高田市のとある広場で人工芝が採用されたので紹介したいと思います。

地元の人が集う広場に人工芝を

施工前の広場

今回施工を行った広場は1974年まで小学校として活用されておりましたが、廃校となった現在は地元の方が集う広場として活用されています。
維持管理は地域振興会が任されており、雑草が繁茂するたびに草刈りを年に3回行っていたそうです。
数年前に天然芝を張ったそうですが、メンテナンスが大変で天然芝を綺麗な状態で管理するのが難しいと悩んでいたところ人工芝を敷設しようと思ったそうです。

グラウンド・ゴルフをするため倒れにくい人工芝を

この広場では地域住民の方が集いグラウンド・ゴルフをしている事もあり、人工芝を敷設するなら本物のゴルフ場の様な見た目にしたいと思い立ち、情報収集を始めました。
色々な種類がある人工芝のなかで、なぜリアリーターフ®の採用に至ったのか経緯を聞いてみました。
一番の採用理由は他社メーカーやホームセンターの人工芝とリアリーターフ®を見比べた結果、一番リアルな芝目と風合いが気に入ったとのことでした。
また、パイル(芝糸)の形状がC型等の特殊な形状になっていて倒れにくいのも採用の決め手の一つになったそうです。

リアリーターフ®のパイルの長さの選定

リアリーターフ®のパイルの長さはR6スタンダードクラスでショート16 mm、ミドル+25 mm、ヨーロピアンロング40mmとラインナップされています。
今グラウンド・ゴルフで使用するため、ショート16 mmでは球が転がりすぎてしまう。ヨーロピアンロング40 mmでは逆に玉の転がりが悪いとのことで中間のミドル+25mmが採用されました。

様々な年代で楽しめるグラウンド・ゴルフ

皆さんはグラウンド・ゴルフと言うスポーツをご存じでしょうか?
私も今回の案件でグラウンド・ゴルフと言うスポーツを知り興味を持ち皆さんにも知っていただきたいため、ここで歴史や概要について紹介させていただきます。

グラウンド・ゴルフの歴史

グラウンド・ゴルフの歴史は古く1982年鳥取県東伯郡泊村(現・湯梨浜町)教育委員会が生涯スポーツ活動推進事業の位置づけで考案したとされております。当時の泊村人口3,600人に対して792人(22%)が60歳を超える実情に合わせ高齢者向けのスポーツおよびプログラム開発という難題を抱えていたが鳥取県内外の14名で構成された「泊村生涯スポーツ活動推進専門委員会」の設立によりグラウンド・ゴルフプロジェクトは始動しました。

ゴルフより自由にプレイができる

グラウンド・ゴルフはゴルフと同様に、ボールをクラブで打った打数を競うスポーツですが、必要とするプレイ時間は、標準的なコースで8ホール30分強になります。
標準コースは、50m、30m、25m、15m 各2ホールの合計8ホールで構成されます。
グラウンド・ゴルフ専用のゴルフクラブを使ってスタートマットからボールを打ち、専用のカップ(ホールポスト)に入れます。ゲーム中の審判はプレイヤー自身が行うため、判定が困難な場合は、同伴者に同意を求めます。
ゴルフと違い規格化されたコースなどがなく自由に設営できます。芝生の上はもちろん許可を得れば公園のような場所でもプレイは可能となるため、よく近所の公園で朝からご年配の方が集まっている光景を見ることがあると思います。

戦略的なプレイが求められる

グラウンド・ゴルフは、ゴルフボールよりもボールが軽くクラブも短いため、飛距離よりも打つ方向を重視するプレイスタイルが求められます。また、他のプレイヤーのボールに当たっても反則にならないため、戦略的なプレイも展開されます。高齢化が進む昨今、健康維持と交流のためにグラウンド・ゴルフを始める人達も年々増加してきているそうです。

初めての試みかもしれない人工芝のコース

広場があればどこでも出来るグラウンド・ゴルフは基本的に天然芝や土の上で行われます。コースに人工芝を敷設した今回の事例はグラウンド・ゴルフ界では初めての試みかもしれません。予算の関係上8コースすべてに人工芝を敷設する事はできませんでしたが、今後すべてのコースを人工芝にして大会を開催したいという目標ができたそうです。ボールも軽く人工芝との相性の良さそうなグラウンド・ゴルフは、これからも人工芝の上で行われていくことが増えるのかもしれません。

人工芝の下にはしっかり雑草対策を

今回の現場は天然芝を敷設していたこともあり、私どもは防草シートを敷設する事をお勧めしました。人工芝の下は何もいらないと思われている方がいらっしゃいますが、実際は防草シートを敷設していないと人工芝にある水抜き穴や繋ぎ目部分から雑草が生え、景観を損ねてしまう場合があります。

施工後

写真の人工芝両サイドにはみ出しているのが弊社の防草シート「グリーンビスタ®製砂利下・防草シート240J」です。
グラウンド・ゴルフのコース用に施工を行っているため特殊な形になっていますが、一般のご住宅であれば防草シートは人工芝の下にしっかり収まるので、目立つことはありません。

住宅周りにも防草シートを

ここ最近では犬走や庭全体に防草シートを敷設する事が多くなってきました。目に見えない場所だからこそしっかりとした良い商品を使う必要があるのではないでしょうか。
弊社の防草シートはポリプロピレン製で水に強く、不織布で繊維の交差する箇所が熱融着されているため業界内でも高水準の強度を誇ります。
人工芝を考えている方は防草シートも一緒に考えてみてください。

まとめ

今回はグラウンド・ゴルフという特殊な実例を紹介いたしました。人工芝は一般住宅だけでなく幼稚園やドッグラン、室内ゴルフ場など多くの場所で使用する事が出来る商品です。
高機能人工芝リアリーターフ®を皆様のお困りごとの解決手段として、検討していただければ幸いです。

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