「夫婦でカフェを開くのがずっと夢でした。でも資金はギリギリ。だから、できるだけ低コストで素敵なカフェにしたいんです!」
こんな状況であれば、まずカットしたくなるのは、内装工事の費用ではないでしょうか。しかし、デザインにコストをかけなければ、あっという間にチープな空間になってしまいます。そこで、コストを抑えながらも店内をおしゃれに見せる工夫をしていきましょう。
今回は、カフェの内装でコストパフォーマンスが高いのは、人工壁面緑化と生花のどちらなのかを比較してみました。
人工壁面緑化と生花のコストパフォーマンスは?新装開店のカフェで比較してみた
カフェオープン!人工壁面緑化と生花でコスパが高いのは?
結論としては、「人工壁面緑化のほうがコスパが高い」です。
施工費用は地域や業者によってかなり違うため、今回は比較内容に含んでいません。純粋に資材費用のみを比較しています。比較の前提として、生花のコストは鉢の数やメンテナンス内容などで異なるため、ここでは飲食店向けの草花レンタルプランを利用するケースを想定しました。
人工壁面緑化は、年間を通して美しい景観が楽しめる、メンテナンスフリーの「ビスタフォリア®」を想定しています。


なぜ人工壁面緑化は生花よりコスパが高くなるのか?
人工壁面緑化より生花のほうが、身近でお手軽なイメージがありますよね。
しかし、なぜコスパが低くなってしまうのでしょうか?ここでは、人工壁面緑化と生花それぞれのコストのかかり方を見ていきましょう。
生花のコストのかかり方
カフェの店内に、生花を飾るとします。新規開業の場合、カフェ経営に手いっぱいになり、生花の手入れが十分に行き届かないかもしれません。
そこで、飲食店向けの草花レンタルを利用することを想定します。レンタルならメンテナンス付きのプランも選択できますし、枯れたらすぐに交換してもらえるサービスもあります。レンタル費用は月額・年額プランなどがあり、初期コストを低く抑えることができます。
しかしその反面、ランニングコストがかかり続けることになります。
人工壁面緑化のコストのかかり方
人工壁面緑化は、生花と比べるとやや高額な初期コストが必要です。
しかし、基本的にメンテナンスフリーなので、一度設置すればそれ以上の費用はかかりません。ランニングコストはほぼゼロとなります。このランニングコストが、カフェを運営していく中で大きな差を生み出します。
つまり、ランニングコストがかかり続ける生花より、初期コストのみの人工壁面緑化のほうが「コスパが高い」という結論になります。


人工壁面緑化と生花のメリット・デメリット
人工壁面緑化と生花は、コスパ以外にも異なる特徴があります。ここでは、それぞれのメリットとデメリットを比較してみましょう。
生花のメリット・デメリット
生花には、生の植物ならではの癒し効果があります。オーナーやスタッフがお手入れに手間をかけ、愛情を注ぐことができますし、その姿がお客様にとっても好印象となる可能性があります。
デメリットは、メンテナンスの手間とコストが永続的に必要なことです。
生花は生きものなので、放っておくと枯れることもあり、劣化した姿はカフェの印象まで左右しかねません。メンテナンス込みのレンタルプランを選ぶと手間はかかりませんが、その分コストがさらに増すことになります。
人工壁面緑化のメリット・デメリット
人工壁面緑化のメリットは、メンテナンスフリーでありながら、長きにわたり美しい姿を保てることです。人工植物なので、生花にありがちな虫害・香りの影響が一切ないことも大きなポイントです。
デメリットとしては、生花のように成長や変化が楽しめないことが考えられます。しかし、弊社取り扱いの人工壁面緑化「ビスタフォリア®」の場合は、カラーボックス(追加の草花パーツ)で見た目の印象を変化させることができます。
ベースとなる壁面緑化はそのままに、色味をわずかにでも変化させることで、「一年中同じで変わり映えしない」という人工植物ならではのデメリットを回避することができます。
カフェ新装開店で失敗しないインテリアとは?
カフェオープンの際に、ついやりがちな失敗があります。
それは、「コストを抑えようとするあまりにデザインがチープになってしまう」ということです。この失敗を防ぐには、「一点集中でパッと目を引くポイント」を作るのがポイントです。
特に小さな店舗の場合、点々と小さなグリーンを置くよりも、大きな面積で目を引くことで「映える」インテリアを作ることができます。
近年は、フォトスポットがあるカフェに人気が集まる傾向があります。デザインを考える際には、SNSの人気投稿などもぜひ参考にしてみましょう。
まとめ
「グリーンがたくさんの癒されるカフェ」と一口に言っても、お店の数だけさまざまなデザインがあります。
「ボタニカル」や「オーガニック」などのコンセプトを優先しつつ、コストとメンテナンスのバランスを考えたプランを立てていきましょう。 製品の耐用年数や使用条件について、ご不明な点があればぜひお気軽にお問い合わせください。

