競技用人工芝と景観用人工芝の違いについて

皆様は人工芝にはさまざまな種類があるのをご存知でしょうか。「人工芝なんて少し見た目が違うだけで、どれも同じようなものなのでは?」と考える人も多いと思います。
しかし、実は人工芝には色や形状の見た目だけでなく、敷設する目的によっても種類があります。
今回はその中でも施工方法や、そもそもの目的が大きく違う、「競技用人工芝」と「景観用人工芝」についてご紹介していきたいと思います。

そもそも人工芝って何?

そもそも芝というと、天然芝をイメージされて、「人工芝って何?」という疑問を持たれる人も多いでしょう。
人工芝とは、天然芝に比べ、芝刈りや雑草対策・病気などの心配をせずにご使用ができる、フェイクグリーンです。人工芝のメリットは、前述した通りお手入れが楽な点や、一年中きれいな緑が楽しめる点など多数あり、近年は天然芝ではなく人工芝を検討する人がとても増えています。

人工芝の種類

人工芝にはパイル(芝糸)の長さによる違いはありますが、大きく区分すると、サッカー場やフットサル場で使用する「競技用人工芝」と、お庭で使用する「景観用人工芝」の二種類があります。
今回はそれぞれの特徴と施工方法の違いについてご説明したいと思います。

競技用人工芝について

【特徴】

競技用人工芝は主に、サッカー場やフットサル場などの競技場で使用されます。
景観用人工芝と比べ摩擦や摩耗に対する耐久性が高く、見た目も良さや肌触りよりも、安全性や機能性を重視しています。
クッション性や耐久性を保つ為、中に砂やゴムチップを入れて使用することがほとんどです。

【施工方法】

1: 整地
施工予定場所のゴミや小石、雑草などを除去し、平らに整地をします。
ボールなどを使用する為、不陸がないようにしっかりと慎重に作業を行います。

2 :アスファルト舗装
整地が完了したら、その上にコンクリートなどを舗装します。

3 :墨付け・仮置き
不陸が完全になくなり舗装が完了したら、人工芝を敷くための墨付けと仮置きを行い、接着前の最終確認を行います。

4: ジョイントテープによる接着
仮置きを行い完成時のイメージができたら、ジョイントテープに接着剤を塗り、人工芝どうしを張り合わせます。
この際に白いラインなどを埋め込む場合は同時に埋め込みを行います。

5 :砂の充填作業
ジョイントを接着したら、サンドスプレッターと呼ばれる目地散布機を使用し、砂を人工芝の中に充填していきます。
砂を充填することによって芝の根元から固定し、芝を抜けにくくする役割があります。
さらにその上から、ゴムチップを充填しクッション性を確保します。

6 :完成
ブラシなどで砂やゴムチップをならし、最終確認を行い、問題がなければ完成です。

景観用人工芝について

【特徴】

景観用人工芝は、主にお庭で使用されることが多いです。
競技用人工芝ほど激しく使用をすることは少ないため、肌触りや機能性・単体でのクッション性、見た目のリアルさが重視されることが多いです。
ですので、多数のパイル(芝)の形があり、抗菌や消臭・静電気抑制などの様々な機能が付いている人工芝が多いです。

【施工方法】(土の上に施工する場合)

1 :整地・転圧
まずは整地・転圧作業です。
この作業をしっかりと行わないと、施工後にデコボコしきれいな見た目にならなかったり、水たまりが発生する原因となりますので、慎重に行います。

2 :防草シート施工
競技用人工芝は下にアスファルトの舗装を行うため、雑草が生える心配がありません。
しかし、景観用の場合はつなぎ目や水抜き穴から雑草が生える可能性がある為、人工芝の下への防草シートの敷設が必須となります。
この際に安価品の防草シートを施工してしまうと、せっかく品質の良い人工芝を敷いたのに草が生えてきてしまう場合がありますので、しっかりとした品質の防草シートの使用をお勧めします。
張り方は、人工芝を貼り付ける方向に交差するように防草シートを張ります。

3: 割り付け・仮置き
防草シートを張り終えたら、人工芝を上に置き仮置きを行います。
ウッドデッキや人が滞在する箇所から見て、芝の先が目に刺さるようにすると陰影がはっきりして、きれいな仕上がりになります。
その他にも、つなぎ目が少なくなる方向など加味しながら割り付け・仮置きを行います。

4 :ボンド塗布・ピン固定
仮置きが終わりましたら、裏面にボンドを塗布してさらにピンでの固定を行います。
ジョイント部は、商品によってはジョイントテープを使用する場合がありますが、弊社は使用をせず、直接芝と芝を合わせて貼り付ける施工方法となっております。
その上からピンを使用して固定をしていきます。

5 :完成
デッキブラシなどで芝を起こし、最終確認を行い問題がなければ完成です。

お庭に敷くお勧めの人工芝

競技用人工芝はリアルさよりも、耐久性や競技を行う上での機能性を重視している反面、肌触りや見た目のリアルさは景観用人工芝に劣ってしまいます。
ですので、肌触りが良く、抗菌や静電気抑制などの機能を備えた景観用人工芝がお庭には適しています。

お庭に敷く人工芝は景観用のものがいいとお話ししましたが、景観用人工芝の中にもまた多数の種類があり、「どの人工芝を選べばいいかわからない」という人も多いと思います。

そこでお勧めするのが、弊社が販売しているリアリーターフ®です。
リアリーターフ®は高い密度により、単体で敷いた場合でも高いクッション性があり、抗菌・防カビ・消臭機能により、お子様やワンちゃんにも安心してご使用していただけます。肌触りも良く、大人よりも繊細なお子様の肌にも優しい人工芝です。
さらに、R8プレミアムクラス「スポーツ」では競技用人工芝と景観用人工芝のいい点を合わせ、摩擦摩耗に対する耐久性が向上している商品となり、ドッグランや保育園・公園などの、比較的摩擦や摩耗が激しい場所でも安心してご使用ができる商品となっております。

リアリーターフ®スポーツはこちら

まとめ

いかがでしたでしょうか。
人工芝には目的に沿った種類があり、競技用人工芝と景観用人工芝には大きな違いがあることがわかっていただけたと思います。
人工芝を選ぶ際は、まずは敷設する目的を基準に検討するのがおすすめです。

近年は様々な種類の人工芝が増えていますが、その中でも高機能・高品質で採用実績の多数あるリアリーターフ®をご検討してみてはいかがでしょうか。

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