お役立ち情報

人工芝とコンクリート、結局どっちが安い?10年間のトータルコストで比較

人工芝とコンクリート、結局どっちが安い?10年間のトータルコストで比較

庭の舗装材をコンクリートにするか、人工芝にするかで迷われる方は多くいらっしゃいます。せっかくなら初期費用だけでなく、施工後も納得できる選択をしたいですよね。

外構の仕上げを考えるとき、やはり一番気になるのは費用のことかもしれません。

ただ、施工時の金額だけで決めてしまうと、数年後のメンテナンスや張り替えにかかる費用を見落としてしまう可能性があります。

この記事では、人工芝とコンクリートの費用について、初期コストだけでなく10年間のトータルコストという視点で比較してみました。 それぞれが向いているケースもあわせて紹介しますので、お庭づくりのヒントとしてお役立てください。

人工芝とコンクリートにおける初期費用の違い

まずは、それぞれの初期費用の相場を見ていきましょう。

施工方法や条件によって金額は変わりますが、大まかな目安を知っておくと比較がスムーズです。

人工芝の施工費用の目安

人工芝の施工にかかる費用は、ご自身でDIYするか、業者へ依頼するかで大きく変わってきます。

  • DIYの場合:1㎡あたり約3,000〜8,000円(材料費のみ)
  • 業者施工の場合:1㎡あたり約7,000〜16,000円(材料費+施工費)

その他にも設置の際に必要な資材の費用がかかります。

また、選ぶ製品のグレードによっても価格は変わります。手頃なものと高機能なものでは、芝の密度や耐久性に違いがあるためです。

この品質の差が、数年後の使い心地や張り替えのタイミングに影響してくることも覚えておきたいポイントです。

コンクリートの施工費用の目安

土間コンクリートを業者に依頼する場合、1㎡あたり約6,000〜12,000円が一般的な相場とされています。10〜50㎡ほどの標準的な広さなら、1㎡あたり約8,000〜10,000円におさまるケースが多いようです。

ただし、以下の要素によって価格は上下します。

  • 施工面積や厚み
  • 配筋の有無
  • 仕上げの種類
  • 現場への搬入条件

これらにくわえて、残土の処分費や目地を入れる費用が別途かかることも珍しくありません。正確に比較するためにも、見積もりの内訳を事前によく確認しておくのがおすすめです。

条件によっては近い水準になるケースもある

業者に依頼する前提で比べた場合、人工芝もコンクリートも1㎡あたり1万円前後の価格帯に重なることがあります。そのため、初期費用だけを見てどちらが安いと明確に判断するのは少し難しいと言えます。

さらに、施工面積が小さい場合は土間コンクリートの単価が割高になりやすく、結果的に人工芝のほうが費用を抑えられるケースも出てきます。反対に、広い面積を施工するならコンクリートの単価が下がりやすくなる傾向があります。

外構の費用をじっくり比較する際は、初期費用にくわえて、日々のメンテナンスや将来的な張り替えといった長期的なコストも含めて検討していくことが大切です。

10年間のトータルコストで比較

初期費用だけでなく、日々のメンテナンスや将来の張り替えまで含めた10年間の費用を整理してみましょう。

比較の前提条件

ここでは、一般的な戸建てのお庭を想定した以下の条件で10年間の費用を算出します。

  • 想定面積:30㎡
  • 施工方法:業者施工(DIYの場合は費用を抑えることが可能です)
  • 人工芝の耐用年数:高品質品で10年前後が目安

安価な製品は数年程度で傷みが目立ち始めることもあるため、今回は高品質な人工芝を基準としました。

人工芝とコンクリートの10年間費用内訳

費用項目人工芝(高品質品)コンクリート(土間コン)
初期施工費 (30㎡)約18万〜39万円約18万〜36万円
日常メンテナンス掃き掃除、水洗い、必要に応じたブラッシング掃き掃除、必要に応じた洗浄
10年目の補修・更新使い方によって張り替えや再施工が必要になることがあるひび割れ補修や洗浄費が必要に応じて発生
10年間トータル製品や施工条件により変動補修頻度により変動

※上記はあくまで目安です。施工面積、下地条件、製品のグレード、依頼する業者によって実際の金額は異なります。

人工芝は高品質なものであれば10年前後の使用が見込まれます。ただし、日々の使い方によっては早めの張り替えが必要になることもあり、その際は追加の費用が発生するでしょう。

一方のコンクリートは、初期施工のあとに大きな更新費用がかかるケースは多くありません。とはいえ、年月が経つにつれて蓄積する汚れや、気温の変化によるひび割れの補修が必要になることも考えられます。

どちらが安く済むかは、現場の状況や日々の過ごし方によって変わってくるため、一概にどちらかと言い切ることは難しいのが実情です。

関連記事:人工芝の導入から10年間の費用とメンテナンスをシミュレーション

数字だけでは測れないコストパフォーマンス

費用面だけを切り取ると、条件次第でコンクリートのほうが有利になるケースもあるでしょう。

一方で、お庭としての使い勝手や見た目の印象、そして休日の過ごしやすさまで考慮すると、人工芝のほうがメリットを実感しやすいご家庭も少なくありません。すでにコンクリートの場所へ人工芝を敷く場合でも、下地にクッションマットを挟むことで足元の負担をやわらげることが可能です。

金額だけで結論を出すのではなく、お庭でどのように過ごしたいかという目線も含めて検討していくことが、後悔しない外構選びに繋がります。

人工芝が割安に感じるケース、コンクリートが割安に感じるケース

費用の感じ方は、日々の暮らし方やお庭の使い方によって変わってきます。

それぞれの素材が向いているケースを整理しました。

人工芝が向いているケース

人工芝は、以下のようなご家庭に向いています。

  • 子どもやペットがお庭で過ごす機会が多い
  • 一年中緑のある景観を保ちたい
  • 既存の外構に後から緑を取り入れたい

コンクリートと比べて足元がやわらかく、自然な景観のなかで過ごせるのが大きな特長です。クッション性をさらに高めたい場合は、下地にクッションマットを敷く方法もあります。

ただし、クッションマットは寒暖差によって伸縮するため、施工後に表面の凹凸(不陸)が発生することがあります。芝丈の短いショートタイプの人工芝はこうした凹凸を拾いやすいため、クッションマットとの併用は推奨されていません。

また、人工芝は土の上だけでなくコンクリートの上にも施工できるため、お庭の印象を変えるリフォームとして取り入れやすい素材と言えるでしょう。

関連記事:人工芝を保育園や幼稚園に設置するメリットと注意点

コンクリートが向いているケース

一方で、コンクリートは以下のような用途に適しています。

  • 駐車場として日常的に車が乗り入れる
  • 長期間にわたって使える舗装材を選びたい
  • 芝のブラッシングや景観管理の手間を省きたい

人工芝を駐車スペースに敷くこと自体は可能ですが、タイヤの摩擦や車両の重量によるダメージは避けにくくなります。そのため、日常的な車の乗り入れがある場所ではコンクリートのほうが適していると言えます。

また、比較的長く使える舗装材を重視する方にとってもコンクリートは有力な選択肢です。張り替えを視野に入れる必要が少ない点は、大きなメリットに挙げられます。

コンクリートと人工芝の組み合わせ

どちらか一つを選ぶのではなく、両方を使い分けるという方法も考えられます。

たとえば、駐車スペースはコンクリートで仕上げ、お庭の部分には人工芝を敷くというゾーニングです。タイヤが通る部分は耐久性の高い舗装にし、くつろぐ場所には人工芝を取り入れることで、見た目と実用性のバランスを取りやすくなるでしょう。

また、コンクリートの目地部分に人工芝を入れるデザインが採用されることもあります。硬い印象になりがちな外構へ手軽に緑を取り入れられ、やわらかな雰囲気を出しやすい手法です。

人工芝はコンクリートの上にも施工が可能ですので、既存のコンクリート庭に後から人工芝を敷くリフォームも検討してみてはいかがでしょうか。

関連記事:人工芝のコンクリート上への施工方法

人工芝を選ぶ場合、品質が長期コストを左右する

人工芝を選ぶ際、製品の品質は長期的な費用を左右する大切なポイントです。施工時の価格だけで決めてしまうと、結果的に出費がかさむケースも少なくありません。

安価な人工芝がコスト高になる理由

導入時に注意しておきたいのが、製品の品質と維持費のバランスです。

手頃な価格帯の製品のなかには、数年程度で芝が倒れたり、色あせたり、基盤が傷んでしまうものが見受けられます。短いスパンで張り替えが必要になると、その都度施工費がかかる原因になりがちです。結果として、高品質な製品を1回敷くよりもトータルの費用が膨らんでしまうことがあるため注意が必要です。

長持ちする人工芝の選び方

長期間きれいな状態で使い続けるために、以下のポイントを確認してみてください。

  • パイルの形状:断面がC型などの特殊形状は、倒れにくい構造です。
  • UV加工:紫外線による変色や劣化を抑えやすくなります。
  • 機能性:静電気抑制、防炎、抗菌など、ご家庭の過ごし方に合わせてチェックしたい項目です。
  • 水抜き穴の数:排水性の良さは、長く快適に使ううえで欠かせない要素となります。
  • 基盤の素材:ウレタン製の基盤は湿気に強く、ラテックス製と比べて耐久性に優れる傾向にあります。

当社のリアリーターフ®は、特殊形状パイルやUV加工をはじめ、5cm間隔での静電気除去繊維の織り込み、防炎、抗菌、防カビ、消臭機能を備えています。

多数の水抜き穴やウレタンバッキングも採用しており、屋外での使用において10年程度が耐用年数の目安です。

まとめ|費用だけでなく暮らし方で選ぶ

人工芝とコンクリートの初期費用は、条件次第で近い水準になることがあります。10年間のトータルコストで考えても、張り替えや補修の頻度によって差が出るため、一概にどちらが安いと言い切れないのが実情です。

費用面だけでなく、見た目の緑、お庭での過ごしやすさ、メンテナンスの手軽さまで含めて判断すると、ご自身の暮らし方に合った選択がしやすくなります。

人工芝を取り入れる場合は、品質の良い製品を選ぶことで張り替えの頻度を抑えられ、長い目で見たコストパフォーマンスを高めることに繋がるでしょう。

「すぐに傷んでしまった」と後悔しないためにも、耐久性や機能性を備えたプロ仕様の人工芝を検討してみてはいかがでしょうか。

一覧に戻る→